鬼速PDCA

成長を続けていきたいビジネスマンに向けて、どのようにPDCAを回していけばいいのか、簡潔にまとめている。

この本が書かれた目的は、様々なものや情報が流れていく現代において、そのスピードゆえに、あらゆるものが陳腐化している。それは、人のスキルにも言えることであり、新しいスキルを身につけてもそれが、必要なくなることも多くなっている。そこで、スキルではなく、そのスキルを身につけた仕組みと考え方を提供することで、限られた時間の中で、現代で必要となる柔軟性をもちながら成長を促せるようにしている。

その仕組みがPDCAである。PDCAはどこの仕事でも聞かれるフレームワークだが、どこでも聞く反面、自由度が高く、どのように運用すればいいかわかりづらいものであった。そこで、こちらの本では、著者がどのように仕事を通じて、PDCAを実践してきたか、具体的に記述をしている。

PDCAの本質は、計画を立て、行動して、振り返り、それに合わせて別のことをする、ということではない。それらの行動を通して、全てを意味あることにすることにこそ、意義がある。つまり、失敗をしても、それは、次によりよくなる成果という捉え方が出来るようになるのである。

PDCAは、ゴールに到達するまで必ず前に進むものであり、いわば前進をするためのフレームワークなのである。

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