超一流の手帳はなぜ空白が多いのか?

超一流の手帳は、実は、空白が多く、びっしりと予定が詰まっていないことを解き明かしている本である。

超一流は、そもそも他の人と同じように、手帳をスケジュール管理という形で作っているわけではない。そうではなくて、手帳をもとに、自分の人生の目的のために、時間をどう使っていくか、少ない資源を頼りに、どうやって効果的で生産性のある仕事をしていけるかを追求して、手帳に書いている。つまり、目的達成のために、重要なポイントは何かを見極めてその予定だけを記入しているということなのである。
また、周囲のペースで時間をつくってしまうと、自分が最も価値を発揮するために使う時間がなくなってしまいます。
だからこそ、自分との予定を先に空けておく、または、ルーチン化して、この時間は、これを行うと決めて動いているのである。

だからこそ、あえて短い時間で出来るように労働時間が8時間あれば、そのうちの2時間は労働時間に含めず、6時間で終わらせられないかを考えるようにする。そうすると、様々な工夫が必要なことがわかり、時間に対しての成果の生産性が上がっていくのである。

また、何よりも大事なのが、自分の第二領域(緊急じゃないが重要なこと)の業務は何かを見極めることである。なぜならば、第二領域の仕事や行動をしていかないと、自分の達成したいことは達成することが出来ないからである。必ず自分の業務を4つの区分に分けて、今の自分の業務は、どこの区分なのか、どこをやっているのか、知ることが大切なのである。

最近では働き方改革が叫ばれているが、それ以上に大切なのは、1日=24時間をどう使っていくのか、という哲学的な問いかけが大事なのである。どんな時間の使い方がいいか、というよりも、将来、自分はどうなりたいのか、そのためにどんな時間の使い方をしていくのか。超一流の人は、未来の自分に会うことをとても楽しんでやっている。だから、どんどん成功をおさめて、結果を出していくのである。

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