出来る自分を呼び覚ます一番シンプルな方法

頑張っているけれど、なかなか効果が出ないし、上手くいかない、それで余計に自分を責めてしまう人に対して、自己肯定感を高める方法を伝え、それを習慣化する方法を伝えている。

項目は大きく6つに分かれており、①自己肯定感の正体②思い込みを外す3ステップ③習慣の力で思い込みを解決する2つの方法④できる自分を呼び覚ます三つの習慣⑤習慣化に大切な2つの考え方⑥自己受容と自己開示で、潜在能力が解放される、で、どんな対応が必要か明示している。

自己肯定感の正体では、そもそも自己肯定感とは何かを伝えている。自己肯定感の正体とは、自分をどれだけ受け入れられたかが根本にあり、それが足りない、普段の自分にOKを出せないと、自分に対しての否定が強くなり、どんどん自己肯定感が下がってきてしまう。つまり、自己肯定感とは、自分を受け入れてOKを出せる感覚なのである。
なぜ、自己肯定感が下がってしまうのか、それは、「こうでなければいけない」という思い込みが、焦りを生ませ、他人との比較で、自分の存在価値を否定してしまうことにつながるのである。そして、「こうでなければいけない」は決して正解ではなく、ただの思い込みであることが多いのである。

思い込みを外す3ステップでは、どのように思い込みを外せばいいかを書いており、①自分の中の思い込みを見つける②「どうでもいい」と決める③習慣力で頑固な思い込みを消し去る、ことで、思い込みをまず外すことに専念することだ大事である。そして、この思い込みは潜在意識から来ているものであり、潜在意識を変えることは、なかなか難しいからこそ、習慣化が大切だと述べている。

習慣の力で思い込みを解決する2つの方法では、潜在意識は現状維持をしたがるということから、それを変えていくことが大事だと述べている。そのための大事な習慣として、1つは例外を見つけること、もう1つはあだ名をつけることである。例外を見つけることで、少しだけ意識をかえて、その後、スモールステップの行動を繰り返すことで習慣化が生まれ、潜在意識を書き換えられ、思い込んでいた意識が変わっていくのである。また、あだ名をつけることですぐに思い込みをしていることに気づき、そして、その意識から離れる、俯瞰してみれる能力が身に付きます。そうすることで、どんどんマイナスの思い込みの影響が弱まっていき、潜在意識が変わっていくのである。

出来る自分を呼び覚ます3つの習慣では、①自分の価値に気づく②自分にOKを出す③すべてに感謝する、ことをあげており、自分の価値に気づくでは、自分の長所も短所も大切な個性であり、それを知ることが大事であり、短所も授けられた大切なギフトだと気づくことの大切さを説いている。また、自分にOKを出すでは、小さな行動1つ1つ認めていき、それを習慣化することで諦めない心の強さを生み出すことを説いている。最後に全てを感謝する、では、当たり前のことにたくさん感謝を述べることで、どんどん良い好循環を生み出すことを述べている。

習慣化に大切な2つの考え方では、目的を具体的にすることの大切さ、また、習慣の段階を見える化することの大切さを説いている。
自分の本当にやりたいことが自分を強く動かすことにつながり、かつ、習慣の段階を見える化するには、すぐに大きな結果を求めず、少しでもいいので行動を映し続けることが大切であることを述べている。

最後に、自己受容と自己開示で潜在能力が解放される、では、自分の人生が上手くいかないのは自分が原因であること、かつ、そのような考えを持ちながら自分が上手くいく必要なものは十分に与えられていることに気づくことが大切であると述べており、そのような状態が続けば、自分の弱みさえも自己開示が出来るようになり、それが大きな幸福感を生み出すカギである良質な人間関係を生み出すことにつながるのである、と述べている。

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