社長になる人の条件

経営者として活躍したい人材に向けて、41のルールをまとめて、記入している。
経営者は自分が経営者であることに満足して、特に自分で何もしないで誰かに任せてしまう場合が多い。
「経営とは意志である」これはユニクロの柳井社長の言葉であるが、その意志を貫くために、どんな考え方と行動が必要かを説いている。

特にリーダーになる人には5つの条件があり、①構想力②決断力③遂行力(やりきる力)④まとめる力(リーダーシップ)⑤学び続ける力(学習力)が大事になってくる。特に、①と②と③は足し算だが、④と⑤に関しては掛け算であり、その力を最大限に発揮できているか、適宜、セルフチェックをしていく必要があるのである。

また、妄想力も大事な要素であり、自分の創り上げたサービスで、どんな影響を与えたいのか、どんな世の中になってほしいのか、それを妄想しまくることで、大きなことが実現できるようになるのです。また、その妄想の後に大事なこととして、そのビジョンを5年間、持ち続けることが出来るのかどうか、考えてみることが大事です。どんなに壮大なビジョンでも、その目の前には地味で泥臭い作業や内容がたくさん詰まっているからである。本当に、その想いをずっと持ち続けることが出来るのか、それがとても大事なことである。それがしっかりと描けていて、5年間ずっと持ち続ける自信があれば、あとはやりきるだけなので、必ず達成することが出来るはずである。

このように、様々な社長になるための気づきやルールがたくさん載っている本である。

最後に、成功している経営者の共通項として、「自分はまだまだ、これからである」という未完成の状態を強くもっていることが挙げられる。強烈な成長意欲と、前のめり精神が、事業を起こし、拡大するために、必要不可欠なのである。

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