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BTS:曲語り『ふたつの世界が確かな熱を持って優しく出会う曲』


今回の記事はJ-HOPEさんとJ. Coleさんのコラボ曲『on the street』の曲語りの記事となっております。


毎度のことながら、曲語りと言いつつも、まだまだ聴き込んでいる途中で語るというには大げさかもしれませんが、リリースされて以降、何度も何度も聴かせていただいております。


どのくらい聴いているかというと、我が息子(幼児)が鼻歌で、この曲の口笛パートを口ずさむくらいです😅



MVはこちら↓です。




前回がTeaserに関する記事でしたが、この時の予想は完全に当っていました。



もう、この曲を知る前の自分には戻れない、ということ。


すでにこの曲は、ワタクシの血となり、肉となり、骨となり、生きるための鼓動を動かす原動力になっております。





リリース日当日。

当たり前のように仕事の日、しかも午前中からミーティング続きでしたが、14時の時点ではちょうど空きになる予定でした。


しかしながら、トラブル等ありミーティングが長引き、確実に14時に被ることに…。

まぁ、致し方なしと覚悟していたら、なぜかうまいことぽっかりとその時間だけ空いて、リアルタイムでその時を迎えることができました。


しかも!

リリース直前にまさかのホビさんが会いに来てくださいましたね♪


こちらもちょうど拝見することができて、ワタクシ、思いました。



ココは、ど、どこ…?



とっても素敵な場所で、とっても素敵な笑顔✨




そして、いよいよ時は満ちました。



天を仰ぎましたね…。


涙が溢れました…。



なんて優しい曲。


なんて力強い曲。


なんてあったかい曲。



こんな世界で行きたいな…。


いや、こんな世界で生きていることに感謝だな…。



一歩ずつゆっくり進んでも、息をきらして生き急いでいても、目的もなく右往左往する時でも、大事なことは何かをしっかりと見据えて、愛して、希望を持って生きること自体が美しいから。



…そんな風に、Teaserで感じたことの答え合わせをしていくような感覚にもなりました。




MVも素敵でしたね✨✨✨



ちょっとずつ切り取りながら観ていきたいと思いますが、わりと好き勝手なことを申し上げます。


まだじっくりとMVを楽しみ切れていなくて、変な先入観を入れたくない!という方は、まずは、ご自身の感じる世界観を楽しむためにも、MVに移動してゆっくりたっぷり楽しむことをお勧めいたします。


その後、いつか思い出していただけるなら、この後のところをご覧いただければと幸いです。





冒頭は狭い路地裏から見上げた空。



無音のまま、視線は通りに降りてきて、そこにはJ-HOPEさんとひとりの男の子が…。


知り合いなのか、たまたま偶然に居合わせたのかはわかりませんが、J-HOPEさんはそっと男の子の頬に手を差し伸べ、触れるか触れないかのところで口笛が聞こえます。


曲の始まりです。



別れ際の挨拶の感じからすると初対面ではないような感じもしますが、去っていく男の子を見送るJ-HOPEさん。


しばらくすると男の子は振り返り、手を振ります。



そして、J-HOPEさんは男の子に背を向け歩き出し、歌い始めます。



しばらく歩くと、ふと右側に視線を落とします。



そこには多くの花束が…。


どなたかこの通りで最近亡くなったのでしょうか。


それとも、ずっと前に亡くなったものの、人々の記憶にずっと残っていて、いつまでも花がたむけられているのでしょうか。



立ち止まることなくJ-HOPEさんは歩みを進めます。



歌詞にもある通り、どこへでもすぐに駆け付けてきてくれそうな軽い足取りで、時に後ろ背にしながらも進みます。



しかし、行く手の大通りの前には2つも大きな『STOP』=『とまれ』の標識。



そんな標識をまったく気にすることなく、車が通りすぎても歩を止めることなく、大通りに飛び出たJ-HOPEさんは軽やかにしなやかに歌い、踊り続けます。



それが当たり前の日常のようにごく自然に。


そして、この世界はすべて自分のもの、というように堂々と。



次には『Exit』=『出口』の文字が見え、どうやらそこは地下鉄の駅の様子。




すると、突然水面に浮かぶひとりの影。


水面が揺れてお顔はわかりません。



ホームを進むJ-HOPEさん。



そして、水面に映っていたのがJ. Coleさんだとわかります。


どうやらどこかの眺めの良さそうなビルの上にいらっしゃるようです。



一方のJ-HOPEさんはがらんとした地下鉄の駅。



フードを目深にかぶって、その場所でふいに動きを止めます。



世界は鼓動と口笛の音だけ。


口笛の主は、J. Coleさんだったのでしょうか。


J-HOPEさんは、この口笛に導かれるように進んできたのでしょうか。



世界が一瞬の歪みを見せて、J-HOPEさんは歌うことを止め、誰もいない暗い地下鉄の駅で歌うのを止め、激しく踊り出します。



その舞いは、J. Coleさんのラップとつながっているように、お互いが呼応するようでもあり、一方でMCバトルのようにお互いのスキルやパッションを見せつけるようでもあります。



ただ、時が進むにつれて、お互いを呼ぶ声は大きくなり、引き寄せる力も強くなるようです。



するとふと、立ち尽くすJ-HOPEさんが現れます。


まるで、そこで踊っていたのは一瞬の夢だったかのように、電車の通り過ぎるのに驚いたのか振り返ります。


それとも、ふと口笛が、もしくは誰かが呼ぶ声が聞こえたのでしょうか。



J. Coleさんは歌うことを止めません。



むしろその声は大きくなり、強く、より強くなります。



そして、J-HOPEさんも再び踊りだします。



まるで、J. Coleさんの「強さ」から力を得て、羽ばたくように…。



そして、J. Coleさんが言うんです。



j-hope


Cole World



ふたつの世界がひとつになります。




J-HOPEさんは電車に乗り込み、どこかへ向かっているようです。


誰もいない電車にひとり。



J. Coleさんは眩しい日の当たるビルの上で、自由に、伸びやかに歌います。



J-HOPEさんはひとり、じっと地下鉄の暗い窓の外に目をやります。



どうやら電車は目的地につき、J-HOPEさんは混雑した地上へ。


空を見上げます。



J. Coleさんはビルの上で、少しずつリズムを刻みながら歌い続けます。



J-HOPEさんは人も車も多い通りを、歌うことも踊ることもせず歩いていきます。


その表情には笑顔が…。



そして、曲は終わります。


ふたりの世界は交じり合ったはずなのに、このまま物語は終わってしまうの?と思ったら、続きがありました。



再び口笛の音とともに、先ほどのビルの上にいるJ. Coleさんが登場。



そして、そこにJ-HOPEさんがやってきます。


待ってたよ、むしろ待ちくたびれたよ、というように歓迎して歩み寄るJ. Coleさん。


お互いに慣れたように挨拶を交わします。


そして、MVが終わります。





シンプルだけれども、妙に奥が深い。


そんな印象を受けました。


もしかしたら一つ一つに意味を見出していったら溺れてしまうかもしれません。



例えば、冒頭の少年とのこなれた挨拶と、最後のJ. Coleさんとの挨拶はつながりがあるように思えてなりません。


少年とJ. Coleさんのお衣装がに過ぎているし…。



J-HOPEさんに憧れる少年と、J. Coleさんに憧れるJ-HOPEさん。


しかし、J. Coleさんも少年やJ-HOPEさんになりえるし、時間や場所が変われば、お互いがお互いになりえる、というようなことを表しているのでしょうか。


そんな中でも、おそらく、”on the street"がいわゆる原点みたいな場所で、その場所に魂があれば、多少の困難や迷いがあっても、暗く、もがく日々があっても、蝶のように軽やかに、どこへでも行ける希望の原動力になる、というようなお話でしょうか。


…と、今はそんなことを考えております。



途中のリリックにある「j-hope, Cole World」はまたまたぐっときますね。



J-HOPEさんのLollapaloozaでのこちら↓のインスタ投稿にもご自身でコメントがありましたね。


hope world meets cole world


こちら↓の記事にもこの投稿のことは記載しておりますので、良ければあわせてご参照くださいませ。


ご紹介ついでに、J. Coleさんといえば…ということで、こちら↓の曲語りも良ければどうぞ。




『on the street』ジャケットも素敵なアート画ですよね。



さらには、TikTokのまさかの2連投🐥🐱💜💜


ちむさんとは、同じお部屋で暮らした時期が一番長いためか、一心同体感がとんでもないです💜


そして、たいへん失礼ながら、SUGAさんて、いつも踊れることが記憶のどこかでリセットされて、めちゃくちゃ踊ってるのを見ると「踊ってるー✨✨✨」と感動して、何度でも惚れ直す不思議…。


これはそう、永遠に新婚気分で、初々しい感動が毎回繰り返されるような感覚です✨✨✨



さらにはJINさんのところにちむさんと訪問されているっ😭😭😭✨✨✨



ちなみに、リリースの夜はマンネ君のWライブがありましたね♪


通知で起きたものの、絶対に長くなると思って意図して寝落ちしましたが、2時間20分の長時間配信にいろいろあったようで、最終的にはマンネくんもちょっと休むと言って、そのまま寝落ちだったのでしょうか?


皆さま、いろいろなStreetをお持ちのご様子…。


というわけで、最後に、人生の糧となる素敵な曲への感謝を申し上げたいです。

そして、いつかステージでふたつの世界が再び混ざり合い、一緒にパフォーマンスされる日を願ってやみません。

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