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BTS:花様年華「LOVE YOURSELF Highlight Reel '起承轉結'」の行間を読んでみる

花様年華から始まる物語について、少しずつ味わいながら文字にしていこうかなと思っています。

個人的にはついにそこへ手を出すのか、という思いもあります。
複雑でいろいろな考察があるので、思考の沼にはまってしまいそうな世界観ですよね。

そこまで深く広く考えられる方ではないので、ただ楽しむつもりで、思いつくままの方法で触れていけたらなと考えています。

順番も特に気にせず、「何となく」で選んで、最後に点が線でつながったら最高だなと思ってますが、結局モルゲッソでもいいかな、という軽い気持ちで取り組みます😅

ということで、まず最初に観ていきたいのはこちらの動画です↓

Music Videoというわけではなく、13分に及ぶショートフィルムのような動画ですよね。

各メンバーそれぞれに役柄があり、いろいろな場面とともに、JINさんが淡々と語っていきます。

その語りは詩のようで、一連の物語をつなぐ大きなヒントがあるような気がしています。


今回、まずはJINさんが語っている内容について英訳をもとに和訳してみました。

翻訳スキル問題もさることながら、韓国語のニュアンスとは違うところもありそうですが、韓国語を理解してからだとだいぶ先のことになるのでまずは英訳にて世界を楽しみたいと思っています。


その後、映像の意味や行間を読んでる風(←ここ重要)の文章を続けて書いていきます。

考察でも何でもなく、ただ浮かんだ言葉を並べただけです😅

もはや単なる趣味ですが、良ければお付き合いください😌

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時が過ぎゆくほどに
鮮やかになる瞬間がある

この瞬間のために
数多くの出会いと別れが存在する

僕が通り抜けたすべての道や交差点は
いずれにしてもこの場所に僕を導いたことだろう
通り雨のように背筋を冷やす蝉の音が瞬く間に止んだ

突然の静けさの中で
僕は人生というものの計り知れない美しさに気づく

君がその一部であるという事実だけですべてが変わる

これがたとえ夢だったとしても
ここは僕が選ぶ場所
最も幸せな瞬間が恐怖の前触れになるのはなぜだろう

思えば僕はずっとわかっていた

目の前に広がる輝く世界の根底には
僕の偽りがあるということを
そしてその偽りはほんの少しの風でも
すべて壊れてしまうほど脆いものだということを

僕は背を向けて、避けて、ただ目を閉じた

怖かったんだ

ありのままの僕として愛されることが怖かった
もし僕たちが時間を戻すことができるなら
どこに戻るべきだろうか

その場所にたどり着いたら
すべての過ちや失敗をなかったことにできるのか

ずっと幸せでいられるのか

何度も季節は過ぎゆくけれど
たどり着けない場所がある

さらには別の嵐に直面し
正面から対峙することになる

恐れずに愛すること

躊躇いと別れ

単に僕という人間として生きること


人は人生において、さまざまな瞬間に無数の選択を繰り返す。

その選択次第で、行く道は変わり、行く先での出逢いや別れも変わっていく。

落とし物を拾うか、拾わないか。


手を差し伸べるか、差し伸べないか。
差し伸べられた手をつかむか、つかまないか。


声をかけるか、かけないか。

その一瞬に見上げるか、見上げないか。

思いを伝えるか、伝えないか。

思いに気づくか、気づかないか。



何かを選択するということは、選択しなかったものや選択できなかったものを過去に置いてくることでもある。

そして、時には自分自身が選択肢になることもある。

選ばれるか、選ばれないか。


いくつもの瞬間がその時の情景や匂い、感触、感覚とともに切り取られ、記憶の中に折り重なっていく。

何度でも取り出しては眺めたいような幸せな瞬間があっても過去は過去。


小さなロウソクを吹き消すように一瞬で消えてしまう実体のないものだ。


一方で、いつまでも記憶に留めたいと思うような幸せな瞬間にでさえ、思い出したくもない過去の瞬間を呼び覚ますこともある。


甘い香り。

消したい瞬間。
消えない瞬間。


まるで時間を超えてループするように、その瞬間へ容易く戻してしまう。

深く刻み込まれた傷のようにいつまでもついて回るもので、どんなに背を向けても、避けようとしても、逃れることができない。


夢であれば良いとあの時のように目を閉じても、目を開いた先の現実は変わらない。

夢はあくまでも夢。

目が覚めたら、また同じ場所、同じ自分。


過去のある瞬間に戻ってやり直したいことは誰にでもある。

後悔せずに生きることは難しい。

あの時、なぜ勇気が出せなかったのだろう。

あの時、なぜ自分を抑えることができなかったのだろう。

あの時、なぜ他に選択肢がなかったんだろう。

あの時、なぜ手を振り払ってしまったのだろう。

あの時、なぜ気づけなかったのだろう。

あの時、なぜ向き合えなかったのだろう。

あの時、なぜ救えなかったのだろう。


あの時に戻ることができたなら、別の道を選択できて、今とは別の幸せな日々が送れていたのか。

それともまた別の「なぜ」に後悔を重ねていたのか。


自分の選択で誰かの未来を変えたかもしれない。


良かったのか。
それともその逆か。


どんなに後悔しても過去は変えられない。

魔法でもない限り。

過去に置いてきた選択肢は、過去のその場所に置き去りのまま。


昨日と同じ鏡の前。

昨日と同じように笑ってるとは限らない。


結局、時間を戻すことはできない。

向き合わなければならないものはいつも同じ。

自分自身。


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以上です。

行間を読むと言いながら、映像の間を読んでる感もありますが書いていてとても面白かったです😊

書いてる途中にふと思いました。

私自身の話になりますが、あの時ああしておけば良かった後悔よりも、あの時今の道を選ばなかった別の未来の方が恐怖です。

つまりは、今のこの場所に今の自分でいられることが幸せだと思います。


もちろん後悔や失敗はたくさんしてきましたし、「甘い香り」のような消したくても消せず、抱えて生きるしかないものもあります。

けれども、すべてを受け入れて、最大限楽しむ。

それで良いのだと感じます😌

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