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自閉症育児ちょっといい話【友達とのケンカ編】

息子が友達とケンカしてしまった話です。

ケンカって、
誰でもあることなんですが、
自閉症児がケンカしてくると
不安になったり、
心配しますよね。

その後暴れたりしないかなあとか、
相手のお子さんは大丈夫かなあとか、
相手の親御さんはどう思っているかなあとか、

いろいろと不安や心配することがありますよね。

でも今回はその不安や心配が
妻の言葉によって解消された話です。

良かったら読んでみてください。


放デイの帰りがいつもより遅かった日でした。

ようやく車が見えたので、
僕がお迎えに行きました。

職員さんが車から降りてきて、

「遅くなってすいません。ちょっと息子さんと友達でけんかしちゃって・・・。」

「こちらこそ、ご迷惑かけました。友達は怪我とか大丈夫でしたか?」

「全然、大丈夫ですよ。」

「本当にすいませんでした。」

職員さんはこんなことは
慣れているとは思いますが、
運転中で大変だったと思います。

車から降りてくる息子を見ると、
まだ切り替えができていない感じで、

紐が切れたマスクを握りしめ、
「○○くん、ぶってやるー。」と暴言モード。

これは家に入ったら、暴れるなあと思いました。

車を見送り、
家に入ってもブツブツ何か言っていました。

妻に何かあったのと聞かれたので、
車の中でケンカしたこと伝えました。

妻は子供のとこに行き、
事情を聞いたりしながら
次の行動に意識を持っていくように
していました。

僕が一緒にお風呂に入ったのですが、
お風呂中でも少しブツブツ言っていました。

でも暴れることはなく
話を聞いているうちに
だんだん落ち着いてきている感じになりました。

お風呂から出たら、
ちょっとだけ切り替えができたようでした。

「ケンカとかなんかねえ・・・。」と僕が言うと

妻が「いいじゃん。このくらいの時期なんか誰でもあるでしょ。定型の子と同じような経験させてもらって、本当にありがたいよ。」
「○○君のママには明日バスで会うから謝っておくよ。」

いつにも増して、威厳を感じました(笑)。

切り替えが上手くない息子なので、
何度かブツブツ言っていましたが、
暴れることはなく少しは成長も感じられて、
結果いい経験になりました。

次の日の朝もブツブツ言っていて心配しましが、

バスに乗ったら
「○○くん、ごめんねー。」と
大きな声で謝り、
そのことをバスの添乗員さんから
褒められたと妻から聞き、

なんだかうれしくなりました。

この日のお迎えはいつも通りの時間に帰ってきて

放デイの職員さんからも

「仲良くやっていましたよー。成長してますね。」

と褒められ、
またまたうれしくなってしまいました。

家に戻り妻も、

「すぐ謝れてすごい。」と言って、
息子を褒めながら、
ずーーーっと僕のほうを見ていました。

その目は、『あなたも見習って』と
言っているようでした・・・(泣)。

おしまい。

次回の記事では、
この経験からの気づきを
解説させていただきます。

良かったら次回も読んでみてください。

では、また!

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最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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