2023年12月6日(水)
同郷の誇り高き偉人たち、菅江真澄と大野真澄
@愛知県 岡崎市
今日はずっと岡崎、読書の日。
『菅江真澄と秋田に関する入門書』読破。秋田に行く前に読めてよかった。同郷出身の旅の人、30歳手前で三河を出て、東北へ、そして秋田に住んで生涯を終える。秋田に住むといえどもくまなく領内を旅し続ける。生涯旅人。
その後に読んだのは、菅江真澄を民俗学の先駆者と尊敬する柳田國男の遠野物語、の入門書『本当にはじてての遠野物語』
菅江真澄の功績は柳田國男の評価がなければきっと埋もれていたらしい。その柳田國男ワールドの入り口、遠野物語の入り口としてこの本はまさにぴったり、一気に読破、めちゃくちゃ読みやすい、わかりやすい。
平地人を戦慄せしめよ、ひびくなぁ。当時は明治期の文明開花。時代は変われど柳田國男の想いは今の人の心の中にも十二分に突き刺さってくる。すごいな遠野。
柳田國男が遠野に惹かれる前、田舎の民俗学すげぇってなったきっかけが宮崎県の椎葉村との出会いらしくて。そこで椎葉村すげぇ、じゃあ次は東北の方のすげぇ話聞きたいってなって佐々木喜善と出会うわけで。
まてよ、自分も初めて震災ボランティアで遠野に訪れた大学1年の終わり頃と同じくらいの時期に大学の教養の講義で椎葉村の焼畑文化のビデオを見て感銘を受けて、のちにそのDVDまで買ったのだ。まだ椎葉に行ったことさえないが、椎葉と遠野への憧れを持っているのだ。そして菅江真澄への尊敬の気持ちも。柳田國男と同じじゃん。親近感。
ちなみに「三河出身の尊敬する真澄」は菅江真澄の他にもう1人、大野真澄。3人組のバンド、ガロの唯一ご存命な方、通称ボーカル。故郷の誇りのミュージシャン。
このガロが解散する直前、ラストの1つ前に出したアルバムが「吟遊詩人」、この最後に収録されているアルバムと同タイトルの名前の楽曲が痺れる。CSNへのリスペクトが存分に感じられる。さらに作詞が阿久悠だし、レコーディングメンバーも細野晴臣やら松任谷正隆やらBGVにシュガーベイブやら吉田美奈子やら。
そんでもってなによりここで言いたいのは吟遊詩人っていう名前。これも自分にぴったりあいそう。職業:吟遊詩人って名乗りたい。
あとはバナナレコードでアールクルーが300円で売ってたから買う。
秋田に持って行く荷物を整理して、だいたい準備できてきた、達成感だいぶあり。持って行くレコードのチョイスもほぼ終了、ようやく落ち着く。ふぅ。明日は瀬戸。
本日の1曲
Magic in Your Eyes
アール・クルー
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