DTMに役に立つであろうトピック④

前回の話のまとめ
①各特色のあるキックを選ぶ。
この時に100%、これを使うと決めないでおく。
8割程度で考えておくと良い。
②キックインサートのフェードを-6.0db位にしておく
③サブベースを入れる

曲を制作して行く中で同時にミックスダウンをしていますか?
コンプを掛けたりEQでブーストしたり彼是と。
僕は、ほぼしていません。
やっている事はフェーダーの上げ下げのみ。
空間系も弄りません。
これで各々の音が聞こえるならばキックや
音色の選定が合っていると考えています。
この時にキックの音量-6.0を基準に制作して行きます。
※ここで-6.0dbの使い道が出て来ました。

選定が間違って埋もれて聞こえなかったりし
差し替える事が多々あるので一括してミックスダウンをした方が
楽と教えられました。ただし各ジャンルの特徴的な音色は変えません。

制作過程のイメージとしては
①キックの選定
②上物の作成(所謂リフ)から音色作り
③ミッドベース(各ジャンルの特色のあるベース)の作成から音色作り
④ハイハット、スネアなどのトップループの作成
※②、③、④の順序が入れ替わる事もありますので臨機応変に。
⑤サブベースの導入
⑥FXなどの挿入
①~⑥の調整をフェーダーのみで調整します。

フェーダーの上げ下げのみで一通り聞ける状態になった時点で
EQを弄り始めます。
やる事は、キックとベース以外の音色に対して余計な低域を全てカット。
※キックとベースの低域部カットに関しての詳細は後日noteに書きます。
※取り敢えずは30hz以下はカットと考えてください。
マスタリング時に重要なポイントなので。
フェーダーの上げ下げで曲と聞けているはずなので
余計な低域がカットされた事でモコモコ感が薄れたはずです。

次にシンセや金物系の音に対して余計な音をEQで下げます。
この時に煩いから一気に-6.0位下げちゃえー。とかしません。
下げるとしても-0.1~0.3程度です。

EQの調整幅を一番小さくしてブーストを最大にし
右へ左へと移動すると必ず耳障りな箇所が出て来ます。
そこを、ちょこっと下げてます。
※慣れれば右左のEQ移動も無くなります。

これで余計な低域、耳障りな箇所を抑え更に綺麗になったかと思います。
所謂、ミックスダウンテクニックの引き算方法です。

本日のまとめ
作曲過程においてEQ、コンプは弄らずに
フェーダーの上げ下げのみで調整。
音が埋もれたりしたら適切な音で無いと判断し差し替える。
※音色であればパラメーターを見直してみる。
※イメージと異なる音にはしない。
キックは差し替えない。

かなり大雑把に記述しているので、もっと深く知りたい方は
別途、TwitterのDMなどリプなどで直接、聞いてください。
その時にアドバイスが欲しい曲を添付してくれると
具体的なアドバイスが出来ます。

話が長くなったので次回は
『コンプ』と『キックとベースの低域カット』の話を記述します。

今後、noteは毎週水曜日に更新します。

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