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役に立たないコミュニティノート

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公式っぽく装ったヤフコメこと、Twitterの無駄に目立つクソリプ機能「コミュニティノート」

とてもではないが、まともな機能とは思えないし、政治的に偏ったものばかりが横行しているのが現状ではあるが、
ひとまず、自分のツイートについたコミュニティノートを精査してみよう

私のツイートについたコミュニティノートはこのような内容である。
https://twitter.com/wahhoimaturi/status/1677861488684584960

私のツイートについたコミュニティノート

処理水の放流に関しては、漁協との調整の根拠となるデータが出たところであ り、漁協などとの調整は現在進行中です
https://www.iaea.org/ja/topics/response/fu-dao-di-yi-yuan-fa-niokeruchu-li-shui-nofang-chu

また、地元漁協は放出そのものでは無く、放出による風評被害を恐れていると既 に報じられており、元ツイートの「漁協が反対している理由」は不正確です
https://news.1242.com/article/447803

また、一連のツイートを通して侮写言動での罵りが含まれていることも含め、特定の思惑に基く輿論誘導の危険性を加味する必要があります

https://twitter.com/wahhoimaturi/status/1677861488684584960

まず、そもそもの話として、上記の私のツイートは「車のエンジンがかからないコピペ」を模しての
「地元の理解を経て合意を得る事が必須である福島での処理水放出」に対して、延々と「処理水の安全性」など、別の話をしている人たちの愚かさを示す内容である

さて、コミュニティノートの内容を見ていこう

最初に
「処理水の放流に関しては、漁協との調整の根拠となるデータが出たところであ り、漁協などとの調整は現在進行中です」
とのことだが、
これに貼られているリンクは「IAEAがALPS処理水をモニタリング、レビューしている」という内容であり、「漁協などとの調整は現在進行中」の根拠となるデータではない
そもそもが、国際機関であるIAEAが、日本国内の政治の話である「福島での放出」に対して横から口を挟むはずがないのは、当たり前だろう

漁協などとの調整に関しては「進行中」どころか明確に反対の意図を示されており、停滞しているというのが客観的な事実である

日本最大の漁業者組織「全漁連」、汚染水海洋放出に改めて反対決議(ハンギョレ新聞) - Yahoo!ニュース 
処理水の放出反対”県漁連 が4年連続で特別決議採択|NHK 福島県のニュース 
処理水の海洋放出に反対 宮城県議会が全会一致で可決|NHK 宮城のニュース

次に
「また、地元漁協は放出そのものでは無く、放出による風評被害を恐れていると既に報じられており、元ツイートの「漁協が反対している理由」は不正確です」
とのことだが、
「地元漁協」を主語にしているから地元漁協の人の話かと思いきや、ソースであるというリンク先は「ラジオ番組で佐々木俊尚がそう言った」というだけの内容であり、とても「根拠」や「ソース」と呼べる内容ではない。
というか、そもそも元ツイートには「漁協が反対している理由」など書いていないんだけど……

そして最後の
「また、一連のツイートを通して侮写言動での罵りが含まれていることも含め、特定の思惑に基く輿論誘導の危険性を加味する必要があります」
という一文だが、「ノートを書いた人の感想」以外の何ものでも無い。

まとめると

コミュニティノートの内容は、一切地元の人たちの意見などには触れておらず、またソースの選出も確証バイアスに基づく、コミュニティノートの筆者に都合の良いものを持ってきたに過ぎない
そして何より、私のツイートの意図である「結局、福島に処理水を放出できるかできないかは、地元の理解、合意を得られたかどうかで決まる」という内容をまったく踏まえていない
よって、このコミュニティノートは、私のツイートにふさわしくないものである

と、これで十分に批判しているはずだが、残念ながらこのnoteを見る人の数は、議題となるコミュニティノートを見た人よりも少ないだろう
コミュニティーノートは、ツイートをした人のあずかり知らぬところで「人気投票」により表示されてしまう
その内容がとても精査されたものであるとは言えないのは、すでに検証したとおりである

そもそもコミュニティノートの内容に対する反論をしようにも、コミュニティノートがついたツイートに対するレスのような形でしかできないので、
反論があることを読者に認識させるのすら困難であり、Twitter上での表現を抑圧しかねない非常に偏った機能であると言えるだろう

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