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何が何でも批判したい人たち

ふと、2014年にフィギュアスケートGPシリーズでの、羽生結弦の「脳しんとう騒ぎ」」を思い出した。

練習中に中国の選手と激突し倒れた羽生が、その怪我をおしながら出場した事に対して、Twitterでは為末大をはじめとするスポーツ関係者が「脳しんとうを起こしているのに、強行出場とはとんでもない話だ!」と騒ぎ始めた。

その後、実際にはその場でアメリカチームのドクターンの診察を受けて「脳しんとうの疑いはない」という診断を得ての出場だったことが分かったが、Twitter等では今もなお多くの人が「羽生結弦は脳しんとうをおして強行出場した」という間違いを信じているようだ。

そう信じている人たちは、今は「羽生結弦が脳しんとうをおして強行出場したことを美談に仕立て上げていたマスコミは最低」という論理で、これを活用している。

当時の僕の実感では、マスコミはこぞって「脳しんとうの恐怖」を報じ、羽生が実際には診断を受けていたという事はさほど明確には報じず、全体としては「脳しんとうをおして強行出場した羽生結弦は間違っている」という論旨の報道をしていたはずで、あまり「脳しんとうをおして強行出場した羽生結弦スゲー」という単純な美談化は見かけた記憶は無い。

この件における結論は極めて単純だ。
「結局、自分の感覚と合う結論が得られるなら、事実などどうだっていいんだな」
ということ。

脳しんとうだと騒ぎ、その後に事実が分かった後にもそれをちゃんとフォローしなかったスポーツ関係者は「脳しんとうに意識高い俺スゲー」をしたかっただけ。

また今もなおこの話を使ってマスコミを叩いている人たちは、マスコミを叩きたかっただけ。いずれも羽生結弦のことなんか一切心配していない。

実際、その後に車椅子姿で帰国すると、みんな総スカン状態だったでしょ。脳しんとうよりも実際に今後の選手生活などの懸念もあったんだから、心配するのは そっちのはずなのに。

そんなことを久しぶりに思い出しましたとさ。

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頑張って書いた甲斐がありました
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フリーライターの赤木智弘です