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山と大判カメラ

お久しぶりです、きゃみです。

今回は僕が最近、口うるさく言ってる山と大判カメラについて。


山と大判カメラの出会い

遍歴でも書いた通り、僕のこれまでの趣味は何かと何かが合わさってというものが多く、今回の山と大判カメラ(4x5)もそれになります。

さて、中判カメラは大きいと言ってもカバンにスルッと入る程度で、撮影も枚数が限られる以外はデジカメと変わりなかったのですが。
大判カメラはカメラ本体、レンズ、フィルムホルダー、三脚とびっくりするくらいに荷物が増えるので導入したはいいものの、年に1、2回出す程度でした。

使い始めてから2年後くらいだったか。友人に勧められて登山をはじめました。六甲山系を案内してもらい、当たり前ですが、街中では見れない山の景色と街を俯瞰するというのは新鮮で、意外と続けていけそうだな?と感じた記憶があります(服と靴は揃えたし)。

関西の標高1000mくらいの山を登りはじめ、来年は1500mくらいを目指そうと思っていると友人に誘われました。
「石鎚山に行かない?景色いいから大判担いでさ」
「????」

しばらく悩んだものの友人の写真を見たり、経験者の話(重量的な)を聞いて行けるのであれば…と思い、行くことにしました。

結論から言うと、行って本当に良かった。
今まで登ってた山よりも格段に険しく、まさか大判カメラを担いで自分の足で登ってこんな景色を見れるとは思ってなかったし、撮れてるかどうかは分からないけど撮影もできて楽しかった。


リバーサルフィルムを受け取る

登山から数日後、出していたリバーサルフィルムを受け取りに。

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露出は少しアンダー、若干の光線漏れ?(引き蓋を開けてしばらく待ってたから?)簡単なデュープなので拡大してもピントが微妙ですが、実物はちゃんとピント合っていて、ルーペで覗いた瞬間、思わず変な声が出ました。
「自分が見ていた景色が今、ここにある」と。
街撮りのときは「隅々まで解像してるのすごい…」くらいの気持ちだったのが山になると突然変わったのは不思議でしたが、今までにない体験でした。

自分の足で登り、これが撮れるのならできる限り続けていこう…そしてより、高いところまで行ってみようと思いました。やる人が少ないとかそんなことよりまず自分が撮影して自分で鑑賞したい、と。


現在の活動

自分が登山をはじめたきっかけと、大判カメラを持ち出すようになった理由はこんなところです。

始めてから数年経ちましたが、頻度は少ないものの年数回は大判を担いで登山してます。
諸事情で同じ地域が多めですが、なるべく行ったことのないところに登れたらと思ってます。

今まで撮影した山で印象深いのは残雪期の燕岳と夏に登った奥穂高岳で、自分でもあんなとこまでよくカメラ担いで行ったなと思います…(懲りずに北穂高岳にも登りました。

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最近は山に登るときも撮影したポジフィルム(4x5)とルーペ、ライトボックスを持っていってます。
撮影していると「何してるの?」「それ、どんなの撮れるの?」と声をかけてもらえることが多く、普通のフィルムのもっと大きいやつです!とホルダーを出して説明はするのですが、サイズは分かってもどんなものかまでは伝わらないのでまとめて持って行くようになりました。基本、小屋泊なのでベンチや小屋でゆっくりできるときに見てもらったりしてます。

自分が撮ったポジフィルムを見てもらって、フィルムユーザーが増えたり、山で撮影することを楽しみにする人が増えたらいいなと思ってます。


フィルムやってる人はぜひ山に行きましょう!!
特に中判以上のフォーマット使ってる人、山はいいぞ!!!!

そんではまたー


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