見出し画像

声優の防音対策って?お安め編

以前書いたこちらの記事を、改めてSNSに掲載したんですが、

「対策グッズの値段高がすぎて……」というご意見をふわぁ〜と電波から感じましたので、今回はお安め編、です!!!!!

というわけで、前回の記事の最後にチラリと「防音対策物件」について書きました。そんなのめっちゃ家賃高いでしょ?と思っている方。実はそんな事ないんです。

音大が近くにある駅周辺は、築年数が古く部屋が狭いという条件にはなりますが防音物件が結構あったりします。学生向けですし、こちらなら家賃条件が範囲内になる人も多いのではないでしょうか。

そういう物件は鉄筋コンクリート造。だから空間が狭くて自分の声が部屋の中で反響しちゃって辛い……という悩みが逆に発生する場合があります。であれば、一方に毛布を吊るしてそちらに向かって喋るとかの工夫もありですかね。マットレスを壁に立てるのもありかな?

または、築年数が古いけど広いし家賃が安い!!でも鉄骨や木造だから音は……という場合であれば、やはり前回の記事に載せたダンぼっち等々を"中古"で手に入れて部屋に設置するという手も。新品じゃなくて全然ok!という方には断然ありかなと思います。以前の利用者のカスタマイズ済みのものが多く、かえってゴージャス版な可能性もあったりして。

器用な人は「防音・自作」で検索すると引っかかるので自作もご検討を。木材を買わなくても衝立を代用したりとか、背の高いラックを代用したりとか色々あるみたいです。

賃貸物件については、結局のところ住んでみなければ分かりません。必ず内見に行って決めることを私としては激推ししたいです。

あらゆる場所の壁、叩いてみてね!

色々書いて参りましたが、パーフェクトなお部屋に住んだり環境をパーフェクトにするのは中々困難です。ここからは『声出しする時どーするの?』を体験談&過去に人から聞いた例でご紹介!

ケース①
河川敷で声出し:
対岸に声が届くようにと頑張ったもんだと、とある先輩に教えてもらいました。多摩川とか荒川とか大きい川ならアリですよね。川に近い物件に住んでおけば、夜以外毎日行ける。

ケース②
公園で声出し:
私は代々木公園によく行って、皆んなと稽古しました。代々木公園は芸人さんも結構いたりして。とにかく広い公園をお勧めします!今のご時世狭い公園は……色々とご配慮を、ね。

ケース③
カラオケボックスで声出し:
多分これが1番メジャーでスタンダード。あるとき練習しに行ったら、あの一番でっかい弦楽器を持ち込んで練習している人がいたな。同じ音だし仲間♪

ケース④
押入れの布団に顔を突っ込んで声出し:
これの変形バージョンは、押入れの下段に遮音シートと吸音材を敷き詰めて、正座サイズの防音スペースを作るとかもあるみたいです。このくらい狭いスペースなら遮音シートも吸音材もお値段張りません。あ!原状復帰できるようには必須ですからねっっ。

ケース⑤
バイク便のバイト中声を出す:
時々車道を走るバイクの人がすっごい声量でなんか喋ってる時あるけど、同業かもしれません。先輩はこれやってたって教えてくれました。バイトしながら声出し、超効率いい。

ケース⑥
公共施設を借りて声出し:
仲間で団体登録して区の施設をよく使ってました。地域センターだと本当に安く借りられるし、在勤在住以外の登録もokなところはありますから探してみて下さい。

ケース⑦
本息でやらない:
新人で月にまだ数本しか現場がないという方は、リハで一度も本息でやらないというのは無しかな!新人さんが先輩からうっかり「家では本息で出来ないよ〜」なんてのをチラ聞きしても鵜呑みにしないで下さいね。経験がない人は真似出来ないので。

上のケースの中には毎日は難しいものもありますが、組み合わせていけば環境は何とか作れます!!

超余談ですが、実は私、長年住んでいたお部屋が《スナックの入った建物》でした♪

「騒音で苦情申し立てしない」という誓約書を書かされるくらいの部屋だったんですが、だったら私も声出したって苦情来ないよね?という理由で入居を決定。

住んでる間昼夜問わずスナックのお客さんの歌声が響いてましたが、ぜーんぜん気にならなかった。今日の人、歌上手いね?とか若干楽しんでたし。それで私も思いっきり声出ししてたけど、やっぱり苦情こなかったー!

昔々の私の極端な例はさておいて、どうか皆様にとっての良き部屋だったり、良き防音ライフが送れることを願っております!!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?