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折り返し

こんばんは。ご無沙汰してます。

ナツですね。空気も湿ってるし、梅雨はまだ終わってなさそうです。
そんな感じで始まった下半期。上半期も色々仕掛けてきたのですが、下半期もバッチバチで行きたい。

そんな魂胆で開催に至ったBuddyのオーダ会。気づけばもう、折り返し地点まで来てしまった。あっという間だったこの5日間は本当に沢山の方にBuddyを届けることができました。だけど、まだまだ悩んでいるであろう方々が目に浮かぶ。

今回は78本もあるからきっと誰だってほんの数時間で決められるわけがないと思っていたので、見にきてくださった方には焦らず、ゆっくり決めましょうと促してきました。だって、この悩んでいる時間こそがお買い物の醍醐味で一番大切な時間だと僕自身強く感じているし、購入に至るまでのこの過程を強く、強く、噛みしめればより一層特別なものになるはずだから。
なので、今日は悩んでいるそこの貴方に向けて僕が全力で叫んで、貴方を振り向かせます。



お店のインスタ、ブログでは今回の会期についてご説明しておりましたが、
僕の超ブログ(noteのことを超ブログと名付けました)では、ご説明していなかったので21歳、男が大真面目に説明していきます。つまらないかもしれないけど、気合で書くのでどうか最後まで読んでください。

“Buddy=相棒”となるアイウエアを作ることを使命に、 2011年、池原 玄氏によって設立された大阪発のアイウェアブランド、Buddy Optical (バディオプティカル) の
オーダーフェアを 7/6 (土) 〜 7/15 (月)の期間で開催しており、今日で5日目が終わりました。つまり折り返し地点。早いものです。

オーダ方法については、78本にも及ぶ数のフレームから邂逅の一本を選んでいただき、お好きなカラーのレンズを組み合わせていただくという感じです。
(フレーム価格は¥49,500税込、レンズ価格は¥4,400税込でクリアレンズの場合はフレーム価格のみ)

今回ご用意した78本の中にはBuddyが展開する"p"collectionとFeel college collectionの両方を揃えており、全部で14の型数になります。デザイナー池原氏のオタク感満載で魅力あふれたコレクションを1度でたっぷり感じられるのだからこりゃもうデラックスですよ。

僕が思うBuddyの1番の魅力は池原氏の行き過ぎたマニアック具合だと思っています。ほぼ大半の人が理解できないであろう心地悪いマニアックさが実は、Buddyの眼鏡が人々に与える幸福感の根源であるということを今日は伝えるべく、各コレクションについて触れていこうと思っています。


まずは"p"collectionについて触れていきましょうか。

"p"collectionのアイテムたちは現状のファッションアイウェアを"f"(フォルテ)とするなら"p"(ピアノ)でありたいという思いから作られています。
例えば、現在あらゆるブランドが強さのある、攻めた、「カッコいい」眼鏡を展開していたりします。まさに"フォルテ"のような。その強さに対して、"ピアノ"のように弱くて、華奢で、繊細な眼鏡を作りたい。ということ。

今回揃えた"p"collectionモデルはais , dis , cis , his , eis , a/nがあります。モデル名はドイツ語の"ドレミファソラシド”が元になっていて、末尾の"〜is"はドイツ音感で半音上がる"#"を意味しています。
テーマ作りそのものも十分やばいですが、目の付け所がまず半端ない。ますます池原氏のオタク感に引き込まれていく。
あまり、悪めだちをさせず、ただそこにあるような存在の眼鏡を欲している方は、"p"collection、一択ですね。


続いて、Feel college collectionは、1960〜1970年代の大学に通う若者たちのファッションをイメージしたコレクションです。そこには普段着のような感覚で気軽にかけられる眼鏡を作りたいという思いがこもっています。
例えば、ヴィンテージのカレッジTシャツやスウェットを、難しく考えずさらっと身につけるような感覚で。
しかし、池原氏は当時のイメージはしっかり残しながら、現代風であることも決して忘れない。だから魅力的だし、僕たちファッションフリークの心に刺さる。そして、最も目を背けられないポイントは、やっぱり池原氏のオタク気質なところ。
今回揃えたFeel college collectionモデルはSUNY , Stanford , Sorbonne , Wisconsin , MIT , Princeton , emoryの7つの型数になるが、これだけの数の大学を知り尽くしている上、それをアイウェアへと昇華している知識量にはグの音も出ない。正直、我々販売員も白旗を上げそうになる程、彼はファッションとは違うベクトルの世界線を網羅しているのです。まさにブランドの魅力がもろに感じれるコレクション。
ただの眼鏡ではなく、その物体には彼の知識と、魅力と、経験が乗っかているということ。言葉にはできないけど、「何か良い」を感じていただけると思います。




この5日間の接客では、あまり僕は饒舌をかまさず、ただ横に立っているだけ。だけど、お客さんはすんなりBuddyのプロダクトにのめり込んでくださっています。

それはきっと言葉を超えて、目に通しただけで理解できてしまうほど、魅力が溢れているからでしょう。仮にプロダクトに背景があったとしても、わざわざ僕がそれを意味で割る必要は無いのかもしれません。原液がそもそも素晴らしいから。
ついつい、しゃべりたくなりますが。

残りの5日間、もう日付は変わりましたが、明日から後半戦本当に僕は待っています。

まだ、店頭でご覧になっていない方で悩んでいる方もきっと多いはず。
まず、見にきて欲しい。その日に決める必要は全くありませんし、むしろ悩んで欲しい。なんだったら、会期中毎日来てもらってもいいです。

僕は最終日はいませんが14日まではフルでいます。次の開催はいつになるか本当にわからないし、本気で1回見に来てください。僕はいつだって全力です。横目で見ているそこの貴方に真っ正面向いてもらえるよう、僕はただ叫ぶだけ。
残り5日です。少しでも、ほんの少しでも、
この思い心に届いたら、ぜひ、JIMSまで。

池原氏の超マニアックかつ、洗練されたプロダクトを目に焼けつけてください。待ってます。



ヤマウチ タケト










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