見出し画像

HP Pavilion Gaming Desktop TG01-0720jpで動画エンコードしてみた

今回はEDIUSを使って動画エンコードに必要な時間を比較してみます。
比較対象は今回も2013年に購入したCore i7 3770マシン(DELL Vostro 470)と2017年に購入したCore i7 7700Kマシン(DELL XPS 8920)です。

エンコード素材
1360x768 約59.6fps 13分の映像2つを縦横比維持で68.75%に縮小し左右に並べて配置する。うち1つの映像はビデオフィルターのミラー(上下反転)処理を行う。

エンコード設定①
1920x1080 60fps H.264/AVC VBR 平均17Mbps/最大19Mbps
プロファイル:High
画質:最高画質
ハードウェアエンコードを使用する

エンコード設定②
1920x1080 60fps H.265/HEVC VBR 平均13Mbps/最大15Mbps
プロファイル:Main
画質:最高画質
ハードウェアエンコードを使用する

「ハードウェアエンコードを使用する」設定にしていますのでIntel Quick Sync Videoを使用してエンコードを行います。

エンコード設定①

画像1

13分の動画を6分程度でエンコード完了。Core i7 9700のパフォーマンスの高さを体感出来ます。以前記事に掲載したx264 FHD Benchmarkの結果と比べるとCore i7 9700とCore i7 7700Kの差が小さくなりました。
Core i7 9700は実再生時間の半分以下でエンコード出来るようです。これはいろいろとはかどります。

エンコード設定②

画像2

H.265でエンコードするとCore i7 9700よりCore i7 7700Kの方が処理時間が短くなる逆転現象が起きてしまいました。原因は良くわかりません。別途確認したところフレームサイズ3840x2160の場合でもH.265でエンコードすると同じようにCore i7 7700Kの方が少し速いという結果となりました。
(Core i7 3770のPCに入っているEDIUSのバージョンではH.265をサポートしていなかったため、データ無しです)
どちらも再生時間よりもエンコードに時間がかかるので手軽に使っていくという感じではないです。どうしても4K画質でエンコードしたいが容量は抑えたいみたいな状況で使っていくことになりそうです。
今回はH.264に比べて70%程度の容量になるよう設定しましたがその後いろいろ試してみたところ50~60%、つまり平均ビットレート8.5~10Mbpsとしてもそれほど画質が変わらないように感じました。

他の動画編集ソフトでも試してみたいところですが今のところ手持ちがこれしかないのでTMPGEnc Video Mastering Worksの次期バージョンが出たときにでも評価版で検証してみたいと思います。(現バージョンはCore i7 7700K環境で試用したことがあり評価版の試用期限が終わっているため比較不可なのです)
今回は以上です。それではまた!