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ヒツジのいらない枕のヒットの裏側を勝手に予想してみた

ヒツジのいらない枕をご存知でしょうか?

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クラファンで数千万円の支援額を連発し、寝具のD2Cで成功しているブランドです。注目すべき点が、クラファンでの成功後、一般販売でも成長を続けているという点です。

こちらはAmazonでの売上推移です。クラファンで一発屋で終わることの方が多い中、期間終了後も着実に売上を出しています。

ヒツジのいらないシリーズの始まりが2019年なのですが、
実は、2016年にアメリカで同じようなコンセプトの枕がクラファンで成功しているのをようです。

参考ページこちら

時系列から考えると、アメリカのこちらの商品をベンチマークして自社開発した可能性があります。

運営会社のクラファンの履歴を見る限り、元々はジャンル問わずクラファンをしていたようなので海外のクラファン情報をチェックしていて、その中で自社開発できそうな商品に出会ったというところでしょうか(あくまで推測です)

クラファンというと、海外のクラファンで成功したメーカーに問い合わせて総代理店契約を結ぶというやり方が主流ですが、製造への参入障壁が低いのであれば、クラファン調査→自社で企画→委託生産 というやり方もありだなという学びがありました。

総代理店と違って契約を切られるなどのリスクがない自社ブランドですが、
家電など不良品リスクが高いものは中国OEMでの生産も大変だと聞きます。出来上がったものの4割が不良品なんてこともあるとか。

物によっては総代理店としてやった方がメリットがある商品もあるでしょう。総代理店であれば検品が完了しているためマーケティングのみに集中できます。

もう一点の注意点としては、中華セラーの脅威です。モールで売上が数千万円レベルになってくると中華セラーの猛攻撃に遭います。また、製造も表面だけの模倣であればすぐにできそうだなと思って1668というサイトを見てみると、、、全く同じものがありました(笑)
※1668は中国からの仕入れのサイトです。


Amazonで「枕 手洗い」で調べるとたくさん類似の形状の枕が出品されていますね。その中でもブランドを確立して伸ばしていますが、今後さらにか価格破壊を起こされるとどうなるかまだわからないという感じです。

先日、中国から出張に来ていた中国人と話していたのですが、
「中国人は売れてる家電は半年で同じものリリースする。」と言っておりました。家電で半年で行けちまうのか〜と思いました(笑)

Amazonで売れすぎると、国内だけでなく中国にも目をつけられるということを肝に銘じておいた方が良いと感じました。数字が丸見えなので。

Ankerほどの生産技術/サプライチェーンがあればそんなのも関係なくAmazon全ツッパでいけるんでしょうが。。。

誰でも作れるようなものを売る場合は、ひっそりと儲かりたいものです(笑)


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