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13年半使った電波ソーラー腕時計が壊れたのでハイブリッドスマートウォッチに代えてみた話

2010年11月、就活でスーツ着る機会が増えるので、スーツに合うメタルバンドの電波ソーラーが欲しいなと思って買ったものが、なかなか壊れないことをいいことに何と今年(2024年)5月まで使っていたのですが、ついに壊れた(というか水没とともに水が内部に侵入したので「壊してしまった」)ので、前々から検討していたハイブリッドスマートウォッチを買ってみました、という話をしてみたいと思います。
長く使って愛着のあった前の腕時計を記録しておくある意味での供養と、割とマイナーなハイブリッドスマートウォッチについての紹介をしてみよう、という意図もあります。


どうせ捨てるなら古い腕時計を分解してみましょう

ということで、古い腕時計を処分するのですが、私の住んでいる自治体だと、どうやら腕時計は不燃ごみ扱いで捨ててよいとのこと。ただし、捨てるにしても内蔵電池が二次電池なので不燃ごみに出せないうえに、回収に出すにしても絶縁処理(テープで巻く)をしないといけないので、分解してみました。持っててよかった精密ドライバー!

https://www.jbrc.com/general/recovery_cycle/

部品のすべて

やはりパッキンが劣化していました。大きい黒のOリングがヌメヌメしてたのと、ムーブメントモジュールの左に置いてある白いウレタンのクッションが加水分解でベトベトしてました。あと風防に傷がついていますが気にせず使ってました。これはミネラルガラスなんでしかたないね。

電池とネジ

コイン電池はリチウム二次電池のCTL1616。Cobalt(コバルト)、Titanium(チタン)、Lithium(リチウム)の頭文字を取ってCTLとのこと。
そしてネジですがサビてました。5気圧防水といえどやはり過信は禁物のようです(水洗いとかしてました……)

使い込んだバンドと予備に残しておいたコマの比較

13年半使い込んで小傷が入りまくったバンドと、調整時に抜いて予備に残しておいたコマの比較。写真じゃわかりにくいですが、傷の入り方が全然違います。

購入当時のレシートが残ってました

2万5千円で13年半使ったならもう投資分は余裕で回収できたでしょう。

新しいハイブリッドスマートウォッチ

まず、ハイブリッドスマートウォッチとは何ぞ、ってことですが、アナログの針があるスマートウォッチのことです。
別にワークアウトのトラッキングがしたいわけではなく、スマホから必要最低限の通知だけ飛ばしたいのと(今は電話、LINE、天気予報、鉄道運行情報だけ飛ばしてます)、スマホとの連携による時刻補正機能だけ使いたいので、全面が液晶画面になってるやつは好みじゃなかったのです。

そして、なるべくスマートウォッチっぽく見えないもの、と考えた結果……

FOSSIL FB-01

Amazonで¥18,800だったこれに決定。
いやね、本当はGarminあたりが欲しいなって思ってたんですけど(例えば下のリンクのやつとか)、vivomove trendが5万円弱ってことを考えるとFOSSIL FB-01のこの値段には勝てなかったねー……

FOSSIL FB-01、文字盤が大きい(42mm)のとステンレスバンドということで、前使っていたのがチタンバンドだったうえに日本製ってことで文字盤も40mm未満だから、重くないかなーとか、ワイシャツの袖に収まるかなーとか、そもそも細腕の僕に似合うかなーとかいろいろ心配してましたが、意外と薄いのでワイシャツの袖には収まりましたし、文字盤大きいのも慣れると気にならないし(カジュアル感は強くなるけど)、重さも同じく慣れの問題でしたね。

最初はX(旧: Twitter)の通知も飛ばしてたんですが、スペースに参加すると人が入るたびに通知が飛んでくるのでやめました。今ではスマホの通知はすべてサイレントにして、電話とLINEとYahoo!天気とYahoo!乗換案内の通知だけ同期するようにしています。重要なところだけスマートウォッチに飛ばせるのは思いの外快適ですし、見た目がスマートウォッチに見えないのも気に入ってます。

ちなみに、Amazonで買ったのでコマ詰めは他のところに持ち込む必要があったので、靴の修理なんかもやってくれるチェーン店に持っていたところ、なんと断られてしまいました。

んで、恵比寿にライブ見に行く前のタイミングだったので()、恵比寿に時計店ないかなーって思って見つけた「恵比寿時計修理工房」さんに持ち込んでみたところ、例のチェーン店で想定していた価格の半分でやってくれた上に、とても時計に詳しい方で作業中にいろいろお話させていただきました。

その職人さんによれば、「電波ソーラー使ってたならスマートウォッチは充電面倒に感じるかが使える分かれ目ですねー」とのこと。
このモデルは液晶ではなく電子ペーパーなので長持ちするのですが、今のところかなり電池もちが良いので、2週間ほど使っていますがまだ1回しか充電してないです。寝てるときに充電しておけばいいのでこの頻度なら気にならないですね。

あと「FOSSILのスマートウォッチはタッチパネルの誤動作が多いらしいんですよ」とのことでしたが、このモデルはタッチパネルじゃないのでその辺も全然気にならないです。
ちなみに、前の電波ソーラーを14年近く使っていたことを話したら、「それだけ持ったら十分ですね」と。
実際、人生で(メイン使いしている)時計は4本目なのですが、

  1. 小学校の(多分)修学旅行で必要になってホームセンターで買ってもらった安いデジタル時計(1999?~2004年まで使用)

  2. 高校生の時にお年玉で買ったデジタルの電波ソーラーGショック(2004年~2010年まで使用)

  3. 就活に備えて買ったチタンバンドの電波ソーラークロノグラフ(2010年から今年2024年まで使用)

  4. 今使っているハイブリッドスマートウォッチ

なので、相当長く持ちましたね(電波ソーラーGショックは一回電池交換しています)。

このスマートウォッチはさすがに13年半は持たないと思いますが、可能な限りは長く使いたいものですね。
(次こそはGarmin欲しいな)

なお、心拍数の測定なんかはあんまり信用できないと思います。
メタルバンドの時計は指一本空くくらいの締め付けで使うものなので、正確な測定は難しいんですね(皮膚の血管に光を当てて測るので密着させる必要がある)。そういう人には断然シリコーンやミラネーゼのバンドがいいと思います。
あと、トラッキングできる項目もそこまで多くないので、そういう意味でもモデルはあまり運動の記録には向いてないと思います。

ちなみに、昔はAstronとかAttesaとかの国内メーカーの比較的高級な電波ソーラーに興味があった時期もあったのですが、そこまで時計にお金かけなくてもいいよな、と価値観が変わって今に至ります。あと、昔はクロノグラフがカッコいいよなって思ってましたが、今ではシンプルな3針か2針でいいやって思ってるので、割と価値観って変わりますね。
あとは、スマートウォッチつけてる人が街中でも多くなったし、スーツにApple Watch合わせてる人も珍しくなくなってきたのも後押しがありました。
先日、電車の中で前の座席に座ってる二人組と、両隣に立ってる人の4人がApple Watch使ってる状況に遭遇した時は、オセロか?って勝手に思ってましたw

というわけで、珍しくガジェット語りでした。

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