構想と初期PoC

会社(自分)のリソースを理解する

色々な会社の新規事業や新サービスを作ってきたけど共通して僕はまず自分はここで何ができる人間なのか?自社の強みは何なのか?を理解することから始める。
例えば「バイチャリ」を作った時は元々リサイクルショップの会社だった、商材を一点に絞って垂直展開する。ライバルの少ない市場で一気に日本シェアトップを狙う事を決めて、実現可能性を模索した。
この時、自分がこのサービスにもたらすリソースは中古自動車業界での経験、ブランディング
、ファイナンスだった。
自分の事業を失敗し自己破産したばかりだったけど起業1年で約2億を借り入れた実績と飲食店やホテル、ウェディングのブランディングをした実績もあった。
何より自動車の中古業界にいた経験が生きた。

逆にこの会社のリソースは何かと言うと、リサイクルショップなので査定のできるスタッフともともと自転車もやっていたことから整備をできるスタッフ、アポインターがいた。

構想

まずは何をするのか決める、リソースを確認したら自転車かオーディオ、家具のリユースが良さそうだとわかった。
あとで書くけどここはスポーツ自転車に決め、構想を固める。
まずは主役となるサービス名を仮で決め、主役の性格を形成していく、誰よりも強く(高く買う)、誰よりも頼れる(認定中古車制度)、誰よりも早い(宅配、出張、店頭から選べる買取)。
世にないサービスではなくこのサービスはすでにライバルがいたので、ヒーローを作ればライバルは悪役になる。世間を味方につければ勝てると考えた。
次は基地、埼玉に隠れ家(作業スペース)があったけど目立たないし立地が悪い。
そこで敵の基地の多い世田谷に基地を置いた。
ヒーロは世田谷の基地からやってきて誰よりも強い。頼れる奴だから安心して呼べる。
あっという間に敵を一掃できるだろう。

初期PoC

構想を実現するために、実際敵を知るために敵情視察を行う。
スポーツ自転車に商材を絞ったのは日常的に使い、場所を選ばず、高額も狙える事。
さらにライバルを視察すると弱い!これならまくれる。お店も、商品も綺麗とはいえない。
接客も褒められたものじゃない。
何よりも乗り物なのに評価が「美品」「良品」よくわからない。わかりやすい評価にすることでネットでも売上を伸ばせる。そしたらもっと強くなれる(高く買える)
いける
自分の中の仮説は初期のマーケティングリサーチによって肯定される事で自信に変わる。
初期の仮説検証は自信をつけるため、力を漲らせるためのいわば勝負メシなんだと思う

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