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ジュリア・ヴァルガス:Julia Vargas "Pé Na Areia"

先週のヴァネッサ・モレーノに引き続き今週もブラジルの新進女性ボーカル、ジュリア・ヴァルガスについて書いておこう。

まずは、一番気に入っているこの一曲、2020年のシングル、"Pé Na Areia" (foot on the sand - by google 翻訳) 。このところ何度も流して聴いている。

私はさっき調べるまで知らなかったのだが、ヂオゴ・ノゲイラ (Diogo Nogueira) という「現代サンバの貴公子」とも言われる男性シンガーソングライターの人気曲のカバーだということだ。

すこしだけひしゃげたヤギ声要素のある優しく力のある声がゆったりと歌い上げる。ストリングスのバックも雰囲気たっぷりで何度聴いてもいい。

ジュリア・ヴァルガスを知ったのは、確かデュオ・ジスブランコとの共演EPだった。

このときはあまり強くひかれなかったものの、なんとなくフォローしたのだった。そして、少しづつひっかかり、ひきこまれ、最近になって "Pé Na Areia" を聴いて本格的に惚れたのだった。

2022年のシングル、"Me Olha" (look at me - by google翻訳) も軽めのポップスに仕上がっていて、いい感じだ。

アルバムは 2015年デビューのライブ盤"Ao Vivo en Niteroi"を含め、まだ3枚だけしかリリースされていない。2作目は2017年の "Pop Banana," そしてスタジオライブ盤の2018年の "Julia Vargas no Estudio Showlivre"は全曲が "Pop Banana"収録曲となっている。

Estudio Showlivre は、アコーディオン奏者とのデュオで独特の哀愁が加わり、カラフルなジャケ写で楽しい演奏の Pop Bananaと対照的だが、表情豊かなボーカルの魅力を楽しめる。

YouTubeでライブ演奏の動画を Estudio Showlivre のオフィシャルで全曲視聴できる。2曲、"Pop Banana" と "Samba Jambo"を貼っておこう。


Nelson Faria の人気 YouTube channel "UM CAFÉ LÁ EM CASA" にも何度か出演していてこちらも気に入っている。

派手なところはないし、大向こう受けはしないタイプかもしれないが、聴いているうちにどんどん好きになる、そんなところがあると思う。

2022年から、ぽつんぽつんとシングルが出ているので、今年の末にはフルアルバムが出るかもしれない。これから楽しみにしている。



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■追補

ギタリストの Nelson Faria のチャンネルは好きでよく視聴する。これまでの記事でも何度かリンクを貼ったことがあると思う。ブラジルのミュージシャンを中心に、ときおりアメリカやその他の国の有名なミュージシャンが登場する。Nelson Fariaのギターとのセッションとインタビュー。インタビューはポルトガル語なので私にはチンプンカンプンだが演奏を聴くだけでも楽しめる。なお、英語の字幕がつくものもある。

真面目でふざけたところのない演奏と人柄が魅力だ。

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