#1

 さて、動機を話す前に、このからくり時計の事について解説をしなくてはなりませんね。

「世界の人形時計」とは...

 設備からくり時計でも有名どころですので、既にご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、初めての方もいらっしゃるかと思いますので説明しておきます。

 世界の人形時計とは、大手デパート「そごう」の各エントランスや店内の広場などに設置されていた大型の設備からくり時計です。

 開店中の指定時刻になると、ダイヤル(文字盤)の各ブロックが120°回転し、中から楽器等を持った人形が登場し、「小さな世界」に合わせて歌ったり踊ったりする仕掛けです。

 ※現在、日本の現存店舗は時計及び鐘のみとなっており、時報演出自体は終了し既に人形も撤去されております。

動機

 さて、仕掛けの内容など簡単に説明しましたが。私自身も前回の#0でお話ししましたように、実際の演出は拝見したことがありません。

 まあ動画や画像等多数出ているしそれでいっかって割り切るなどして、普通ならそこで話は終わりですが。

 やっぱり動いてるとこは生で見たい...

 ってのが、今作の動機ですかね。まあ今回の自動制御版は加古川型の劣化版製作した時からやろうってなってましたが。

 (因みに4×4の加古川型は当時資料が今ほど出ておらず、Wikipediaの情報だけで画像も無かった頃に、「どんなのだろ...?」と作ったものです。)

 まあ実際に動作を見たわけではないのですが、それでも他のからくり時計の動画見なくなるぐらい魅了されていて(当時回線が遅くて、横浜店の12時が再生5秒で止まって見れなかった)、手動で満足するわけないので今回の製作に至ります。

 えーっと...思ったより話が長くなりましたね...

 それでは次回より、設計から入っていこうと思います。

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