モノでつる育児(休校チャレンジ)

「テストでいい点をとったらご褒美をもらえる」こんな風に物で釣る育児は批判されることが多いと思います。
ただ今回休校になってしまい長女(10)が時間をもてあましていたのであえてモノで釣る育児をしてみました。
やってみたらこれはこれでいいのではないか?と感じたので興味ある方はぜひ参考にしてみてください。

3Lineサマリー

1.長女からポケモンゲームをねだられ、チャレンジクリアしたら買うと約束
2.チャレンジ内容は世界の国(197か国)の国名と場所を覚えること
3.休校期間を活用して見事ポケモンゲットした

何をしたか

ゲームソフト(ポケモンシールド)を買ってほしいとねだってきた長女(10)に、「世界の国(197か国)の国名と場所を覚える」というチャレンジを用意してこれをクリアすればポケモンを買うと約束した。
(判定方法は地域ごとに区切った白地図に国名を書き込むスタイル。)
その他あまり失敗体験にならないように中間目標やオプション目標を設定するなど成功するよういくつか工夫した。


なぜしたか

理由は大きく3つ。
.欲しいものを手に入れるために努力すること、その結果成功して手に入れた時の喜びを”成功体験”として味わってほしい。
.学校の勉強に興味を持てない長女に学校で教わる以外の勉強を知ってほしい
.他の人ができない/知らないことができる/知っているという強みを持って何かの自信につなげてほしい


結果どうだったか

大成功。だったと思う。今回の体験が今後どのように役に立つかはもちろんわからないのでまだ断言はできないが。が、ご飯食べる時間ももったいないと必死で国名を覚える娘の姿をみていたらやってよかったなと思う。

前半は苦行のように泣きながら覚えたりしていたが(そんなに嫌ならやめたら?と何度いったことか)、後半はコツを覚えたのか、楽しみながらすいすいと覚えていった。
また、親子で一緒に勉強することで楽しい時間を過ごせた。

工夫したところ

0(失敗)か100(成功)かとならないように中間目標を設定したり、オプションでやってもやらなくてもよい目標を設定してそれごとにご褒美を用意した。

中間目標

中間目標として5大陸をクリアするごとにモチベーションがあがるご褒美を用意。

・オセアニア:御三家のモンコレ1個、
・南北アメリカ:好きなモンコレ1個
・アフリカ:好きなモンコレ2個
・ヨーロッパ:公式ガイドブック
・アジア:ポケモン本体

ゲームのはじめに行うポケモン3体から好きな1体を選ぶという体験を先取りすることでモチベーションを高めたり、後半あきらめたくなるようなときにガイドブックを与えることでほしい気持ちを焚きつけるような効果をねらって設定しました。ほとんど狙い通りの効果だったと思います。

オプション目標(制限解除チケット)

普段、Switchは30分/日 という制限をしているのですが、今回のチャレンジのためにiPadアプリで国名パズルを行い、その得点に応じて1日無制限でSwitchをできる(ただし宿題やお手伝いなどすべきことはやらないとだめ)チケットを目玉ご褒美として用意しました。

これは少しリスキーではありましたが、あえて制限をとっぱらってしまって「自分がしたいだけおもいっきりゲームする」という経験もよいではないかと考えて設定しました。ポケモンゲットに向けて強いモチベーションになるだけでなく、ある程度自分コントロールができるようになったのである程度やりこんだら飽きてくれるかな?という期待も含めてます。

さいごに

モノで釣るというのは批判も多いですが今回やってみてよかったのは娘がチャレンジをクリアするために「夢中になってくれた」ことです。
集中して必死で頑張る姿にお父ちゃんは感動してしまいました。

たとえ、ゲーム目的だったとしても必死に夢中になってほしいものを手に入れた経験というのはきっときっと娘の成長につながったことと思っています。



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