どんなときが障ガイ状態(状況)に当てはまるのか

「障ガイ」という言葉を辞書などで引いてみましょう。(ここでは、主に障ガイ者というときに使われる障ガイについて書きます。)

・心身の機能が十分に働かないこと(広辞苑より)
・個人的な原因や、社会的な環境により、心や身体上の機能が十分に働かず、活動に制限があること(weblio辞書より)


でもイマイチ分かりにくくないですか?少なくとも私は「十分に働く」ってなに?と感じます。


もっと分かりやすく言うと、ある状態になったとき「生活に支障が出るくらいの状態」であれば、その状態を障ガイと呼ぶそうです。

つまり2人の人がいて、心身の機能が全く同じ状態であっても、1人は生活に支障がない状態だとすると、その1人は障ガイの状態にはないと言えます。

これに関する例えばとても難しいので正確に書くことは出来ないのですが、例を上げてみましょう。2人の人がいて、2人とも全く同じ程度に幻聴が聞こえるとします。(ここでは幻聴が聴こえる理由はひとまず置いておきます。)しかし1人は全くそれが気にならずよく眠れるとしましょう。そしてもう1人はその幻聴が気になって眠れないとします。この場合、後者の1人は不眠という生活に支障が出ている状態にあります。なので、その人は障ガイの状態にあると言えるのです。
例をもう1つ挙げてみます。全く同じくらい気の弱い人が2人いるとします。前者はとても明るい職場で働いており、上司との関係も良く毎日仕事をしっかり出来ているとします。後者はいわゆるブラック企業で働いており、毎日理不尽に上司から怒鳴られて会社に行けなくなり、うつ病になったとします。その場合、後者は障ガイの状態にあると言えるのです。


私がこの事を理解したのは、ここ3年くらいのことです。

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