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ELECOM GAMING VK720Aレビュー

今回はELECOM GAMING VK720Aのレビューをしていきます。



概要


ELECOM GAMINGから新しく発売されたVK720Aは75%キーボードでUS・日本語配列と白と黒の計4パターン発売されました。

特徴は
・ラピッドトリガー搭載
・スペースキーの入れ替え機構
・磁気静音キースイッチ搭載
・メディアスクロール

ラピットトリガーの性能

昨今のラピッドトリガーの数値を追い求める物ではなく、ラピッドトリガーが搭載されたユーザーの使いやすいキーボードの立ち位置です。
0.1mm以下のラピッドトリガー搭載が界隈を賑わせています。磁気軸では気温、湿度それこそ机の安定度で左右されてしまいます。
リスクのある数値より安定動作ができる数値を優先し、多機能にし、ゲームでも日常でも快適に使えるようにするゲーム以外での使用もしっかり考えられています。

スペースキーの入れ替え機能

こちらについては英語配列より日本語配列のほうが効果を発揮すると思っています。
英語配列の場合本来6.25uサイズのスペースキーなので変換を消しても5.25u出そうなので実質短くなっています。
日本語配列は長くなるのでゲームでの使い勝手が向上します。
この機能は本当に素晴らしくボルトを外すだけで交換が可能なので、好きなときに交換もできます。
当方今回購入したのは日本語配列ですが、英語配列に慣れてるのもあってスペースキーで変換を行っているので付け替えは行わないかもです。
例えばこの機能を今後発展させていくと分割スペースキーにしてそこにキー割当をするのもロングのスペースキーにするのも自由自在にユーザーが切り替えられる発展も期待できます。

磁気静音キースイッチ

RAESHA V2 switchをベースに軸の底打ちする部分に消音できる素材を貼り、物理的に底打ち音が出ないようにする設計になっております。
スタビライザーにもしっかりルブされており、静音にかなり気が配られています。
今回のコスト増の一つの要因ですが、このコスト増は感謝感激です。是非ともこういった点でコストを使っていただきたいです。
他のラピトリ搭載機ではここまでの静音性は出せませんし、近い静音性を出そうとすると、本体価格も含めるとVK720Aの倍額はするでしょう。

メディアスクロール機能

こちらの機能非常に賛否が分かれることがあります。
VK720Aのスクロールは問題ありません。
ノッチがあるのでキーボードが動いても誤爆することもなく、キー割り当てができるのでミュートや再生/停止に割り振ることができます。
めっちゃ便利


レビュー


では中身を開けていきましょう。




外観

では実際に見ていきます。
まずは外装になります。
VM600PEの箱をボロカス書いてますが、それ以降のELECOMGaming製品の外装は非常にワクワクさせられるものになっています。
今回も上にスライドして開けるタイプになっています。



中はこのようになっています。
付属品のケースも内容物がわかりやすいようにデザインされています。
付属品は
・キープーラー
・ドライバー
・USBケーブル
・スペースキー交換基盤
・ステッカー
になっています。
パット見で何が入っているか分かりやすく、可愛らしい印象もあります。
では本体を見ていきましょう。



本体

では接続してみました。
配列は日本語配列75%
写真では既にスペースバー交換済みです。
キーキャップはELECOM独自の傾斜が付いているキーキャップになっています。
こちらのキーキャップはVK600Aで触りましたが非常に静音性が高く、交換する必要も無いレベルに仕上がっています。
質感としては有名メーカーのビジネスモデルのMXシリーズのような高級感のある質感でLEDを消せばビジネスユースでも使えそうな見た目をしています。 

キーボードスタンドは2段階高さを変えられ、使いやすい高さにできます。
左側に接続用のtype-cを繋げ、右側に外部のUSB接続ができる端子もあります。
ケース自体は静音効果があるようなケースではないのでキースイッチ単体でこの静音性を出していると思われます。

全く使用に関して不満点は無く、否の付けようがありません。
値段はどうしても高くなってしまっているので、オタクにしか売れないキーボードになってしまっています…

正面から


横から
かっけぇ

打鍵音のチェック

静音性を確認する為にVK620Aとの打鍵音比較動画を撮りました。
普段使っているRODE NT1Aからの直撮りになるのですが、違いは分かるレベルにはなっているはずです。

ではまずVK620Aの打鍵音から

すいません…モノラル音声になってる…
左耳しか聞こえない…

こちらがVK720Aの打鍵音になります。

すいません
こちらもモノラル音声になっています。ちょっと今後の為に考えます。
分かりづらいとは思うのですが、明らかにタイプ音が小さいです。

キースイッチの軸の底に静音性のある物を貼り付けるのは単純ですが非常に効果のある対策なのを体感しました。
こちらキースイッチのみの販売も行われていますので是非気になる方は購入されてはいかがでしょうか?
RAESHA系であればポン付けできるんじゃないでしょうか?

スペースキーの交換機能

ではスペースキーの交換を試して見ましょう。
ボルト4本で止まっており、そちらを外してそのまま交換用のプレート二交換するだけです。
非常に簡単です。


総評


95/100

値段以外は全く悪い所が無いキーボードだと思います。
非常に素晴らしく、自分はエンドゲームしたと思えるぐらい素晴らしい出来に感じています。実は英語配列も今後買う予定です。
コレが駄目な物と言う方は多分根本の思想が違うかな?と思っています。
アクチュエーションポイントの問題などもありますが、そもそもラピトリ自体はWASD以外はほぼ有効にされることのほうが少ないと思っているのであまり問題視していません。
値段が許されるなら全員にオススメしたいキーボードだと思っています。

値段に関して言えば納得の値段なのですが、どうしてもあまり知らないユーザーがすんなり買える金額ではないのはわかります。
コレばかりはしょうが無い…ラピトリなんて欲しがるの本当に一部のオタクだけではあるので…

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