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採用力の因数分解

採用力とは何でしょうか。私は欲している人材にアプローチでき、惹き付けることのできる力だと解釈しております。では、その採用力を高めるにはどうしたら良いでしょうか。次のように因数分解して考えてみましょう。

採用力=企業力×労働条件×集客方法×(LP+応募Form)×採用実務

企業力とは企業ブランドとか知名度とかです。労働条件は給料や福利厚生、勤務地などです。集客方法は広告の出し方からスカウト、知人紹介も含みます。LPはランディングページと呼ばれ、サイト含むWebページ全般を指します。応募Formは応募形式。採用実務は面接などですね。

ちょっと変数が多くなってしまいましたが、企業力、労働条件はそれぞれの会社さんの事情もありますし、一番大きな効果を見込めますがすぐに改善できないことは明白です。では、てっとり早く採用力をあげるにはどうしたら良いでしょうか。

他の変数を変えていくしかないですね。集客方法は自社サイトで集客するのか、広告媒体を頼るのか、スカウトやリファラルを使うのか、政府系広告のハローワークに掲載するのかなど様々な選択肢が考えられます。集客方法が適当だとせっかく魅力的なコンテンツを作っても誰も見てくれません。

また、LPの見やすさや求職者の欲している情報が載っているかどうか、応募フォームの質問数や内容などによって求職者が実際に応募してくれるかの応募率が変わります。当然のことながら、面接を通して有望な求職者には自社をアピールする方法も考える必要があります。

こうやって採用力を因数分解していくと自社の課題が見えてくるのではないでしょうか。ただここで気を付けなければならないのはこの課題の評価は相対的にしなければなりません。求職者は常に比較しながら志望企業を選んでるからです。勤務地などを考慮しながら他社さんの採用状況にも目を配るようにしましょう。もし客観的な状況を知りたい場合は、広告媒体の営業マンやエージェントに聞いてみると教えてくれると思います。indeedなどの検索エンジンやGoogleアナリティクスを利用している場合はトラッキングデータを用いて自社の採用力を数字で分析することも可能です。この場合はCTRやCPA等に注目し、競合他社平均や勤務地平均の指標と比べてどのフローで躓いているのか考えてみてください。

お金と時間をかけなければ改善できない項目もありますが、そうでなくても改善できる項目はたくさんあります。自社のウィークポイントを把握し、採用力を高めていきましょう。

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