第7回 松尾卓哉さん編

本当の自信

人生のあらゆる勝負所において一番重要なものってなんでしょうか
根性や馬力?知識や冷静さ?
3回の入学試験と12年間何かしらのスポーツに携わってきた僕の答えは
揺るがない自信 
である。

松尾卓哉さんの言葉

経験と行動力がらもたらす自信は揺るぎのないものである。

この言葉の重みが僕には痛いほどわかる。

ここまで7回読んでいただければ明確なように、僕はとんでもなくプライドが高いです。タチの悪いことに、プライドだけ高い。本当にこういう人間が一番痛い目に会うんですよ。わかってはいるんですけどね、、、

高校時代の僕は根拠はないけど自分は凄い。そう思い込んでました。特にサッカー部ではレギュラーであった、チームが強い、という事実だけが僕の心の糧でした。チームが勝てるのは周りの仲間が凄いから。それを自分の手柄みたいに思い込んでいました。自惚れた大口叩きです。今思うとほんとに恥ずかしい。
スポーツやってる人なら誰でも分かると思いますが、公式戦の緊張感は本当にきついんです。ああいう真剣勝負の場で自分の力を100%出すのはそう簡単なことじゃないんです。僕の持ち合わせていた上辺だけの自信は公式戦のピッチにたてば跡形もなく崩れ去り、勝つためのプレーなんてできたもんじゃありませんでした。公式戦で活躍できたチームメイトを本当に尊敬していました。
真剣勝負の場では誰しもが孤独なんです。頼れるのは自分だけ。そういう場において本当の自信というものは強力なお守りになるんです。
本当の自信とは?『ゆーてワンチャンあるっしょ!』みたいな根拠のない自信なんかじゃありません。
経験と行動を積み重ねたという事実に基づく自信なんです
『俺は〇〇を何百回練習した。どんな状況に陥っても無意識にでも体が覚えてる。だから絶対失敗しない』セリフにするとこういう自信です。
1日2日でつく自信じゃない。長い時間をかけて何かに打ち込んだ人間だけが得られる、真の自信です。そりゃそれだけ打ち込めれば自分を心から信じれますよね。

無意識にでも体が動くぐらい経験すること。勝負事への準備として、これが必要不可欠だと僕は思います。それくらい経験を重ねた人生は松尾さんのいう通り
生き方そのものがストーリー
になるに違いありません。

高校生の僕へ、めちゃくちゃ頑張ってると思う。でもまだ足りない。心底は自身のない僕だから、もっともっとサッカーに打ち込んで本当の自信を手に入れよう。
好きなサッカーでなら絶対できる。僕も頑張ります。


続く

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