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今の価値観

昨夜、友人と焼肉を食べながら今の価値観について言語化出来たので忘れずに書き留めようと思う。

いまの自分の中の大きな価値観。それは【帰属意識・所属欲求】

最近、幻冬舎から刊行された【プロセスエコノミー】という本を読んだ。

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この本の中で『物欲や権力欲が満たされ、所属欲求や承認欲求が満たされたとしても、人は実は満足しない。最終的には「人の為に何かをしたい」という”究極の欲望”に辿り着く』

とありました。

ここの部分に凄く納得した。

私3年前勤めていた会社を辞めました。

一部署の主任を任され、日々数字を追いかけていたのですが、ある時から数字に執着できないようになり、数字を追いかけても全く満たされないな。と虚無感を感じるようになっていきました。

そこで考えたのが

・競技種目を変える                                           

・数字とは異なる指標を見つける

の2つでした。

まず私が試したのは競技種目を変える事でした。

勢いのまま6年務めた会社を退職し、他の業界に移り環境を一新しました。

新天地で新しい競技種目で数字を追いかけ始めるのですが”何も変わらないな”という風に感じました。

数字を追いかけても追いかけても満たされない。種目を変えてみても何も変わらない。いえ仕事を変えたところで【資本主義レース】という種目自体は変わっていない。私は『資本主義』に興味を抱くようになり、資本主義関連の書籍を読み漁りました。

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等々。

そんな時期に6年間所属していた会社の部下、先輩、同僚等から連絡を貰います。

『元気にしてんのか?また顔見せろよ』

『誕生日おめでとう!また遊びに来てね!』

等々です。

そこで渇いていた心が満たされる感触を覚えました。

私は1年のブランクを経て恥ずかしながら出戻りという形で元の会社に戻ることになるのですが、そこで同僚たちからめちゃくちゃ温かい言葉を貰い、私の復帰を喜んでくれたことに大きな喜びを感じました。

そこで、探していた『数字以外の指標』が見つかりました。

それが前述した【所属欲求・帰属意識】

お世話になったこの人たちに何かを返したい!”自分の居場所”を感じさせてくれるこの場所を大切にしたい!という思いが強くなります。

復帰してからも”単純に売上が伸びて嬉しい!”

といった事には喜びを感じないのですが、私が数字を出すことによってお世話になった人達、所属コミュニティに自分の力を還元できているという感覚に喜びを見出す事が出来る!という感覚があるのですが現実はなかなかそう上手くはいかず、、、

私は競技種目を変える無意味さを身をもって実感し、【所属欲求・帰属意識】という指標を得て、その為に一生懸命働こう!という意気込みで復帰したのですが、会社側が私に求めるものは違いました。

会社は私がかつてそう考えていたように『この種目にもう魅力をかんじないのだろう?競技種目を変えてフレッシュな気持ちでやってほしい』

と部署異動を命じました。

会社の措置は理解できます。以前私自身が競技種目を変えることによってフレッシュな気持ちを取り戻そうと行動していたので。

しかし明確に帰属意識を感じているコミュニティと切り離され、全く帰属意識を感じない部署に所属し、なかなかモチベーションがあがらない日々が続いています。

私は業種を変えてまた同じ資本主義レースを渇いた心で走っていた1年間の焼き直しのような印象しか抱けず、元居た部署への帰属意識という指標をはっきりと意識した後での現状はとても苦痛なものとなりました。

しかし会社にとっては一平社員の感傷などさして問題でないのも事実。

帰属意識を明確に意識し、意識が高まっているが故の苦痛。しかし会社側の措置も真っ当だと理解している。不当な扱いを受けているわけでは無い。しかしめちゃくちゃ苦痛。

という時間を過ごしてはや1年半。仕事へのモチベーションはめちゃくちゃ低い。定時退社だけを考える日々。。

以上が現状感じている価値観とそれによるストレス。思い入れが一番のストレスになるという皮肉な現状だが、今後どう展開していくのか。

俯瞰して観察していきたい

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