道徳の導入を頑張って後は楽しく

それでは今回は道徳の導入作りを進めていきたいと思います。

道徳の授業をどうやって作ればいいのか…
という相談もよく受けます。

道徳も導入が大切。


通常の授業作りと同じで

生徒の
これを考えてみたい!

という気持ちをいかに上げるかで、
あとの展開も変わってきます。

ただ結構やりがちな道徳の導入。


今回やる授業の簡単な説明。

では今日は〜について考えていきましょう!

スタート!
みたいな授業をよく見ます。

これだけではもちろん

生徒の心を引きつけられません。

道徳の導入では

①生徒の「当たり前」と思っていることを確認する。

②それが当たり前なのか、反論を示して考えさせる

これだけです。


結構簡単だけど、効果はあります!!

一緒にやってみましょう。

例えば
「命は大切」

当たり前ですよね?
ただ道徳の授業では、ここからいかに深く考えるかということです。

では例えば「最後のパートナー」であれば

教師「命と聞いて、何をイメージしますか?」

「限りあるモノ、大切なもの、一つしかないもの」

教師「ではみなさんは命の時間が残り少ない、引退した盲導犬を飼いたいと思いますか?」

ここでちょっと

あれ?
となりませんか?

今まで当たり前に命は大切!と言っていたのに。
本当は命を大切って思ってないのかな?

さらに問います。
教師「飼いたいと言ってくれた人は、それを続けることができますか?飼いたくないと言った人は、同じ命なのになぜ飼いたくないのでしょうか?」

ここで多くの生徒

あれ?あれれ?ってなっています。

ここからは「展開」の方で考えていくことになるので
もうここまでで十分です。

でもなんとなくわかっていただけたと思いますが
「あれ、本当はわかってないんだ!」

と思わせたら、考える意欲につながるのです。


では他の例も考えてみてください!

①あいさつは大切

②友達は仲良し


〜シンキングタイム〜考えたら先にいきましょう!




それではいきましょう。
①のあいさつが大切

反論はあいさつは大切ではないパターン。

例えば
「あいさつは大切っていうけど、あいさつがすごく素敵だけどカットの下手な美容室にいきますか?」

とか
「気持ちのこもってない元気で明るいあいさつと
気持ちのこもった小さいあいさつは、どちらが良い?」


などが考えられます。


②は同じように
「普段の仲はすごく良いけど肝心な時に自分のことを考えてくれない友達と、ほとんど話さないけど肝心なときに自分を大切にしてくれる友達はどちらが本当の仲良し?」
と比較するのも良い手段です。

今度から道徳の授業をするときは
少し生徒の価値観を揺らがせることができる
導入になるといいですね!




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