社会授業ネタ 【地理】1~100まとめ

○地理

①世界の姿  ②熱帯~寒帯  ③州  ④日本の姿  ⑤日本の地方

①世界の姿

太平洋と大西洋の違い

よく太平洋の「太」を「大」と書いてしまうミスが多いです。

しかし太平洋と大西洋の【名前の意味】は違います。

どのように違うでしょうか?

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大西洋は、その名の通り、【ヨーロッパの西側の大きな海】。
太平洋はマゼランが名付けた【太平】な海
つまり【おだやかな海】
意味の違いを知っておくと漢字ミスを減らすことができる。

   国旗の色の意味

もっとも世界の国旗に影響を与えたと言われている国はどこでしょう?
①カナダ
②フランス
③ノルウェー
④ネパール

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正解はフランス
青…自由
白…平等
赤…博愛
ノルウェーもフランスから影響を受けている。青い十字架の意味は自由。
ちなみに日本の赤と白は?

赤…博愛と活力   白…神聖と純血
国旗からも、その国の歴史や由来を感じることができる。

国家の数、なぜ決まらない?

「世界には190余りの国がある」というように教科書に記述があるが、なぜ国家の数は、はっきりとした数字がでないのでしょうか?

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国家の数は【定義】によって変わってくるから。

国の数は、国際連合に加盟しているかどうかが一つの目安になる。

現在は193カ国。
しかし、国連に加盟しているのに日本が国として認めていなかったり、その
逆もある。
国の数は、誰の立場からどのように解釈するかで変わってしまうため、はっきりとした数字はだせない。

②熱帯~寒帯

【熱帯】インドネシアに旅行する時に持っていった方がいい物!


① (   )スプレー
②日本製の(   )。
③日本から(   )を持っていかないとお腹を…。
また観光客は増加しているが②と③が必要なのはなぜでしょうか?

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①殺虫スプレー
暑い地域では、蚊によるマラリア感染に注意する必要がある。
②マスク
③水
②と③は観光客の増加により環境汚染も深刻になっている。国としても法整備を進めている。
しかしインドネシアは愛想が良い人が多く、物価も安い。バリ島を中心にリゾート地として人気が高い!

【温帯】温帯の定義は?


①温帯で作られる事が多いワイン。生産量が多い国ベスト10は?
②ワインの生産量が増えているNEW WORLD(アメリカ、南ア、チリ、オーストラリアなど)。これらの国の雨温図で共通点を探そう。

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①フランスなどのOLD WORLD(昔からワインを生産していた国)に続いて、NEW WORLDの国々が生産量を増やしてる。
②共通点は、温度は最暖月10度以上、最寒月-3℃以上18℃未満。雨は、夏に乾燥。冬に雨が多く降る。つまり【地中海性気候】。
雨が多いイメージの温帯だが、実は比較的乾燥した地域も多い。

【乾燥帯】乾燥した地域


サウジアラビアの生活について考えよう。
①炊いたご飯の上に(  )などの肉をのせるカプサが有名。
②昔は井戸やオアシスを巡って、部族間の争いが絶えなかった。今では?
③いくら暑くても(  )を着るのはダメ!

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①羊やラクダ。乾燥した地域では放牧が多く行われる。来客には大切な家畜を使ってカプサが振る舞われる。
②現在は、地下水を電動モーターで組み上げることにより水が原因の争いは減っている。
③短パン。
日光が強く、長袖を着た方が良いということと、イスラム教の影響でもある。

【乾燥帯】どこまで使う?スプリンクラー

サウジアラビアで1番多く栽培されている野菜はトマト。地下水をスプリンクラーでまくことで栽培しています。
①他にどのような野菜が作られているか予想しよう。
②スプリンクラーによる野菜栽培で困ることを考えよう。

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①スイカやキュウリ。
乾燥した地域なのに!っと調べた私も意外。
②ただ地下水の使いすぎで、水の枯渇を心配した政府がこれを制限。
自国生産から【輸入】へ切り替えつつある。


①②③の好条件があるため、欧米企業も進出してきている。

③州

【アジア州】インドに欧米企業が進出する理由は?


次の(   )にあてはまる語句を考えよう。
①インドは(  )という数字の概念を生んだ国。
②インドは(  )に長く支配されており、(  )が話せる。
③インドの大卒の初任給は日本円で約(  )円。

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①ゼロを生んだ。→数学的思考能力の高さ
②イギリス、英語→欧米の国とコミュニケーションを取りやすい。
③42000円→人件費がすごく安い。

【アジア州】印と米のつながり

近年、インドとアメリカとの音声電話や
インターネット回線を用いた【通信量が増加】している。
この理由を
①言語 ②経度 ③教育
3つの要素から説明しよう。

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①インドの公用語は22。このような中で共通語は英語が使われるということ
②インドとアメリカの経度(シリコンバレー)はほぼ逆。昼夜が反対という事
③インドは理数系の教育に力を入れておりICTに強い。
つまり【英語が使用でき、24時間体制でICT業務が行えるため、アメリカ企業の進出が進んでいる】

【ヨーロッパ州】貿易赤字の訳


スペインとフランスでは貿易収支が赤字になることがある。EU域内での貿易が赤字の大部分を占め、EU域外との貿易は黒字になっている。なぜこのようなことが起きるのか。教科書の資料を見て考えよう。

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フランス、ドイツ、イギリス、スペインが集まったエアバス社。エンジンの開発には1ヶ国では限界があったため、部品を分担して生産し、フランスで組み立てる【国際分業】を行っている。
これをフランスの貿易にあてはめると【航空機の部品を域内から輸入して、完成した航空機を域外に輸出している】。

【ヨーロッパ州】ピーターラビットから見る農業


イギリスの農村地帯を舞台にした作品に「ピーターラビット」がある。
ここに出てくるマグレガーさんの畑は自給用か出荷用か、どちらでしょうか?

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マグレガーさんの畑は、その大きさから自給用のものであると考えられる
つまり【出荷できるほど、生産量が期待できない】。
イギリスを含めたヨーロッパでは昔、土地が痩せていたため酪農などの乳製品を中心としている地域もある。

地域の自然環境にあった農業が古くから行われていた事が絵本からもわかる。

【南アメリカ州】言葉以外のつながり


スペインでは朝食にトマトを食べる習慣がある。またそれ以外にもオムレツに、とうもろこしや、じゃがいもが使われることが多いがこれらの食材の原産地はどこだろう?

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トマト、じゃがいもはチリのアンデス山脈。とうもろこしはメキシコ。
全てスペインに支配されていた国。
南米から持ち込まれた食材がスペインで広がった。
ポルトガルに支配されていたブラジルでは逆にポルトガルの料理であるバカリャウ(タラのコロッケ)が浸透している。

【南アメリカ州】アマゾンのサービス化


2019年から、大統領になったブラジルのボルソナーロは森林開発を進める政策をとり、半年で0.1%を消失した。
森林開発するよりも、【アマゾンを維持することで】得られる利益を増やす方法を考えよう。

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経済開発と環境保全の両立よりお互いにとってwin winとなるような発想を持たせたい。
アマゾンを観光資源や、研究資産として利用するということはすぐにでるかもしれないが、いかに【製品やサービスとして価格付け】するか発想に期待したい。

【アフリカ州】どうする?レアメタル


レアメタルは特定の途上国に生産が偏り、それらの国は政情や経済に不安がある国が多い。そのため、日本やヨーロッパなどのレアメタル輸入国は対応策を持っている。どのような対応をしているだろうか?2つ以上考えよう。

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一つは【リサイクル】。携帯電話やパソコンなど廃棄されたものを再回収する。
二つ目は【供給先を増やす】。1つにしてしまうと物が入らなくなった時に困るからである。
三つ目は【蓄える】。価格が安いときに調達しておくことで、いざというときに備える。
日本もリサイクルと蓄えを増やしている。

【アフリカ州】フェアトレードの意味

フェアトレードでは例えばコーヒー1ポンドあたりの最低取引価格が決められる。
市場価格がそれを上回ると市場価格で、下回ると最低取引価格で取引される。それによって「生産者とフェアトレードを行う団体」に得られる利益をそれぞれ説明しよう。

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生産者側は、最低取引価格が設定されることで生活が安定する。
フェアトレードを行う団体には、フェアトレードを行っている団体として消費者からのクリーンなイメージや安心感を持ってもらうことができる。

【アフリカ州】農業国から工業国へ


モロッコは、4割程度が農業に従事している農業国であったが、近年工業化が進む。特に機械類と衣類が中心であるが、衣類がなぜ伸びているのか理由を2つ以上考えよう。資料:衣類の輸出先はスペインとフランスが中心である。

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1.スペインとフランスは、地理的に近く輸出に適している。両国ともモロッコの旧宗主国であり国交もある。
2.モロッコは他のアフリカにおける多くの国と同様に所得が低い。現在ではZARAのようなスペインのファストファッションブランドにおける生産拠点になっている。


【オセアニア州】オーストラリアとニュージーランドを比べて


オーストラリアで行われる羊の放牧は(①)用。
ニュージーランドの羊は、(②)用。ただしオーストラリアでも化学繊維の普及により②への切り替えが進む。
オーストラリアの牛は(③)用。
ニュージーランドは、(④)用で、フォンテラ社が輸出額の4分の1を占める。

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①羊毛、メリノ種が主体。
②食肉、ラム肉として
③食肉、オージービーフ
④乳牛
あとは地形もオーストラリアは比較的なだらかなのに対し、ニュージーランドは標高2000m以下が4分の1以下。同じオセアニア州でも対比部分が多くて面白い。
あとオーストラリアは毒を持った生き物が多いが、ニュージーランドは少ないなどということもある。

④日本の姿

【自然災害】自分たちで作る!


自分たちで津波ハザードマップを作成する時に必要となるものは何か考えてみよう。

①(  )の位置を確認する。
②(  )で海抜を確認する。
③(  )する。
④水害時の(  )を話し合う。

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① 避難所
②海抜表示板
③まち歩き
④避難経路
何のハザードマップを作るかは地域によって異なるが、【自分たちの地域について自分たちで見て調べる】ことは自助や共助の意識を高めることにもつながる。
地域のハザードマップがあれば、避難経路を考えるだけでも意識が変わる。

【太平洋ベルトを違う視点で】

ビール工場は東京・大阪・名古屋・福岡などの大都市に立地されることが多い。

なぜ大都市圏にビール工場があるのか理由を考えよう。
ヒント①
原料は大麦・ホップ・水
ヒント②
材料を運ぶのと、できた商品を運ぶのとどちらの方が費用がかかるか。

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原料を運ぶより、出来上がったビールを運ぶ方が重く費用がかかる。

そのため輸入よりも【消費地に近い】ことを優先して大都市圏に工場が置かれている。

太平洋ベルトは、海の近くにあり原料などの輸入に便利という事だけでなく、【消費地に近いため工場が集まる】という側面も持っている。

【日本の農業】低下の様々な理由

日本の食料自給率は2018年の段階で
37%にまで下がっている

この低下の原因を次から考えよう。
食料自給率
米:100%
牛肉:36%
小麦:14%
廃棄された食料:2000万トン

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食料自給率の低下は
【農業力の低下】とされているが要因はそれだけではない
米の自給率が高いのに全体の自給率が下がるのは肉やパン食への
【需要の変化】であったり【食品ロス】が計算の分母に入るという面がある。
一つの事柄だけではなく多くの事柄が絡みあい、低下している事に気付かせたい。

【日本の漁業】どう輸出を増やす?

日本の漁業において1番増えているのは【輸入】。
しかし三重県の尾鷲物産(株)ではアジアへブリの輸出を増やしている。
①生食需要がアジアで増えていることに気づき、どのような工夫を行なったか。
②安定的して輸出するために取り組んでいる事は?

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①生食しやすいようにトロ、カマなど部位ごとにカットする独自技術を取り入れている。買い手側の立場に立つ【マーケットイン】で市場を拡大している。
②養殖。養殖には安全で新鮮なものを【安定的】に調達する事を可能にするメリットがある
排他的経済水域だけではなく多角的に漁業について考えよう。

【日本の姿】外国の友達への気遣い


ニューヨーク(西経75度)にいる友達に久しぶりに話したくて、平日に電話をする時、日本時間で何時に電話するのが適切でしょう?

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ニューヨーク・夜の20時〜21時に電話しようと思うと、日本時間で次の日の午前10時〜11時。

ニューヨーク・朝の7〜8時に電話しようと思うと、日本で夜21時〜22時。

アメリカにいる知り合いに電話したら、あっちは真夜中で起こしてしまった経験から💦
相手に気遣いしましょう✨

【地図記号】なぜ変わった?

国土地理院では、外国人観光客に対してもわかりやすいように新たな地図記号を作った。
この中には、従来の地図記号では外国人に勘違いされるものもある。
交番や教会、ホテルは何と勘違いされやすいだろうか?

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外国人に、交番は「進入禁止」。教会は「墓地」。ホテルは「病院」と勘違いされる事がある。
外国人の考え方を知ることは、日本と相手の文化をつなげる【国際理解】にもつながる。
また従来の地図記号と関連づけて覚えることで、記憶の定着をはかることができる。

【日本地理 国際社会】伸びる?排他的経済水域


排他的経済水域の基準は沿岸から200海里となっているが、最近では、経済水域のエリアが大陸棚となっている場合、経済水域を延長可能となっている。理由を考えよう。
ヒント:水深に注目しよう。

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大陸棚は水深200mより浅い部分。
つまりそこでは深海底からとれるメタンハイドレートなどの新資源が採れない。
資源開発技術が発展したことにより、海でも価値のある部分が変化している。

【日本の気候】しょうゆと気候


愛知県では発酵の遅い豆味噌を使った「たまり」しょうゆ。
関西地方では「うすくち」が生まれ小豆島が有名。これは発酵が促された方が美味しくなる。
このように異なる醤油が作られる理由をそれぞれの気候の面から説明してみよう。

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愛知県は【太平洋側の気候】のため、日本の中では高温多湿。発酵が遅くなる豆みそを使ってたまり醤油が作られる。
小豆島は、【瀬戸内の気候】のため、雨が少なく日照時間が多い。温暖で乾燥した気候が発酵を促し、醤油作りがさかん。

【北海道地方か九州地方】気候が向いてなくても…

じゃがいもの生産量全国1位は北海道。
では2位は??
実は長崎。
涼しい気候を好むじゃがいもの生産がなぜ長崎で2位なのか考えよう!

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「新じゃが」は北海道では7月に取れるが、より暖かい九州では4月から5月に出荷される。
また気候に合うように新しい品種が生まれている。
気候がずれていることを【逆に生かして】長崎ではじゃがいもを生産している。

⑤日本の地方

【北海道地方】なぜ禁止じゃない?


北海道では、エコツーリズムの一つとして、知床五湖周辺の高架木道などがある。観光客の立ち入りを禁止せず、生態系の保全と観光の両立を目指すことで、どのようなことを期待しているのだろうか。

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生態系を守るだけでなく観光客が自然に触れることで【自然を守ろう】という姿勢が生まれること。

観光客により知床の歴史や文化が正しく評価される事で地域住民が【誇りと自信】を持つこと。

安易に禁止するのではなく自然に触れることで、それぞれがより積極的に環境保全しようとする事を期待している。

【東北地方】祭りの意味とは?


「秋田竿燈まつり」、「青森ねぶた」ともに昔は「ねぶり流し」と呼ばれていたが、「ねぶり」とは、どのような意味でしょうか?

ヒント 別名「ねむた」ともいう。

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答え
「眠り」という意味。
きびしい夏の暑さで、農作業を妨げる「眠気やなまけ心」を流す。
東北地方では、農業が生活の支えであり、中心であったことが祭りの名前からもわかる。

【東北地方】シェア率!

東北と言えば農業。
日本における生産量のシェア率はどうなっているか当ててみよう!

米:東北地方として
  日本におけるシェア率(①)%

リンゴ:青森県全国1位。
    シェア率(②)%

さくらんぼ:山形県全国1位
      シェア率(③)%

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正解
①米     27% H30年度
②りんご   59% H30年度
③さくらんぼ 65% H28年度

米は東北地方として4分の1以上。
他は半分以上を占める。

涼しい気候、盆地で昼夜の気温の差が大きい事など自然条件をうまく使い生産量を上げている。
単に1位!よりも、シェア率まで見るとインパクトが強くなる。

【中部地方】ジャストインタイム


豊田市の自動車メーカーでは、
「ジャストインタイム」制を採用しており
①売れ行きに見合う分だけ生産する。
②使った部品の分だけ部品を生産する。
ために自動車工場の周りに部品工場が多く集まる。この理由を①、②を参考にして考えよう。

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在庫を減らし、ムダを減らすためにジャストインタイムが採用されている。
自動車に必要な部品は約3万点あり、様々な種類の部品を【生産に必要な分だけ何度も運ぶ必要があるため、部品工場が遠ければ輸送コストがかかる】。
逆に言えば、大企業ならではの効率的な戦略と言える。

【中部地方】なぜアルミが盛ん?

服についているファスナーやジッパーにYKKという文字はありませんか?
富山県にはLIXILや YKK、三協立山などアルミを加工する大手メーカーあります。
なぜ富山県でアルミニウムの加工が盛んなのか考えよう。
ヒント:アルミ加工には多くの電力が必要

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①周りが山に囲まれ、河川の流れが急になる。それを利用して多くの水力発電所が昔、作られた。
②雪が積もる冬の間は農作業が難しい。そのため発展した伝統的工芸品である「高岡銅器」などでつちかわれた技術も使われている。
【地形】や【伝統】をいかし富山県では現在もアルミ加工が盛んになっている

【関東地方】どっちが早い?


現在、週刊誌などで掲載されたマンガなどのコミックが発売された時、
できるだけ早く手に入れようとすると、どちらの方が早く買える?
理由も考えよう。

    東京 or 地方

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答え
場所によっては地方の方が早く買える。
印刷業の多くは東京などの都心に集中している。
そのため、発売日を揃えるために生産できたコミックなどは先に地方に送られるため先に買えることがある(もちろん地域にもよる)
東京は1番最後。

【関東地方】政令指定都市の力

東京大都市圏には(①)つの政令指定都市がある。
政令指定都市の条件は、政令によって定められた人口(②)万人以上の大都市であること。
また政令指定都市には、
(③)と同程度の権限が与えられる。

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①横浜市、川崎市、さいたま市、千葉市、相模原市の5つ
②50万人以上
③財政上では【都道府県と同程度】の権限を持つ。また県をとおさずに国と直接、話ができるためより【スピーディーで実情にあった政策】を打ち出すことができる。
これだけの都市が5つもある東京大都市圏はやはりパワーもすごい。

【関東地方】農業大国:茨城、千葉

関東地方で農業大国といえば茨城、千葉県。全国1位の収穫量を誇る野菜も数多い。

平成30年度にはそれぞれ、野菜における品目でいったい何種類以上全国1位をとっているだろうか?
予想してみよう!

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出典:農林水産省統計データ

千葉県:10品目
らっかせい、えだまめ、ほうれん草など。
茨城県:10品目
はくさい、みずな、れんこんなど。

都市の周りで農産物を生産し、都市へ届ける農業を【近郊農業】という。
これにより農業がさかんな県も多く、
千葉、茨城からはそれぞれ野菜産出額の20%以上が東京へと運ばれている。

【北海道地方か九州地方】気候が向いてなくても…

じゃがいもの生産量全国1位は北海道。
では2位は??
実は長崎。
涼しい気候を好むじゃがいもの生産がなぜ長崎で2位なのか考えよう!

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「新じゃが」は北海道では7月に取れるが、より暖かい九州では4月から5月に出荷される。
また気候に合うように新しい品種が生まれている。
気候がずれていることを【逆に生かして】長崎ではじゃがいもを生産している。

【九州地方】なぜ鉄道観光?


なぜJR九州は、移動としての鉄道ではなく、観光としての鉄道に力を入れているのでしょうか?
ヒント
①鉄道のライバルとなる産業は何か。
②なぜ観光として成り立つのか。

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①九州は中国などの大市場に近く、自動車産業がさかん。高速道路もある。差別化しないと乗ってもらえない!
②温泉などの観光資源が多いため。
ここから地図帳使って、観光資源の書き出しの作業を行う。

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