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【好きな人は妻子持ち⑬】誰にも言えなかった惚気話

おはようございます。辛いこともネタにしようと思って生きてます、徳之進(とくのしん)と申します。こんな名前ですが、女です。

先日、3年半関係を持った方が、実は妻子持ちだったが判明したと同時にLINEブロックされて終わりました。知り合った当初は独身だったみたいだけど、私との関係を続けながら結婚して子供も生まれたんだと思います。


服にはあまり興味が無い人だった。体も鍛えているし顔も良いから、何着ても格好いいんだけど。でも密かにコーディネートしてあげたいって思ってた。ラフなTシャツとかスウェットが多かったから、ジャケットとか襟付きシャツとか見てみたかった。絶対格好いい。

3年半の中で幸せを感じる時間も沢山あった。けれどグレーな関係だったから惚気話を人にしたことが無かったの。今ここで、今更だけど惚気ちゃう。


私が地元に帰った時、何度か一緒にお風呂屋さんへ行った。お風呂屋さんのくつろぎスペースで膝枕をしてあげる時間が幸せだった。ふと、『膝枕ってそんなに良いのかな?』と思って、隙を見て彼のお膝に寝転んでみた。けど、違う。膝枕はしてもらうより、してあげた方が幸せ。

普段あんなに強く見える彼も、その時は無防備に私に頭を預けている。それが何とも言えない愛おしさを感じた。彼の髪の毛を撫でるのも好きだった。


彼が車を運転する時、左手はずっと私のものだった。手を繋いだり、マッサージしてあげたりしてもらったり。私が運転してたらとてもじゃないけどそんなこと出来ない。車の運転が上手なところも魅力的だった。

旅行の時はいつも彼が車を出してくれてた。道中の道の駅やコンビニでおやつを買ってシェアして食べる時間が好きだった。


身体の相性は抜群に良かった。彼が私との関係を切らなかった理由はこれなんじゃないかとも思う。会える時はここぞとばかりに夜も朝も身体を重ねた。2、3日間そんな調子だから帰りの新幹線では疲れ果てて爆睡してた。

私が夜行バスで地元に帰ると向こうに付くのは早朝。朝迎えに来てくれてコンビニの駐車場で朝から求められたときは燃えた。
夜、お風呂屋さんの駐車場について、イチャイチャしてたらスイッチ入っちゃって、そこでも抱いてもらった。

私も負けてないのかもしれないけど、精力的な人だった。


彼はお料理も出来た。手料理を写真で見せてもらった事が何度かあった。冷蔵庫に残ってる物を伝えると、簡単においしく作れるレシピを教えてくれることもあった。いつか彼の手料理を食べてみたかったな。


めいっぱい惚気ようと思ったけど、何だかもう、だいぶ遠い過去のような気がしてきた。もっとあるはずなんだけど思い出せない。

書けてスッキリしました。
最後まで読んで下さりありがとうございます。

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