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雑談するために、色んな事に興味を持てと言われたけど、できなかった人たちへ

 雑談とは目的や行き先を決めないリラックスした会話と考えていますが、その中身や深さは人によって変わってきます。仲間や同僚と関係性を築く上で、雑談は大事だと思っているけど、続かないと悩んでいる人もいるかと思います。(私もその一人です)

 雑談が自然と続く人とすぐ終わってしまう人の違いは何でしょうか。もちろん経験の違いは大きいですし、そもそも経験しないとうまくできません。これは間違いないのですが、その上で違いを探りたいと思います。
 その中でよく雑談本の中に色んなことに興味を持つようにといったアドバイスが書かれています。確かに興味そのものがなければ会話を続けることができないというのは分かります。でも話を聞いて興味を持とうと思っても何をすればいいのか分からず結局変われませんでした。

 先日オンラインコミュニティ議論メシで「雑談のチカラについてかんがえるセッション」に参加しました。そこで雑談を自然とできている方から、日頃からどういうことを考えて話しているのかプロセスを言語化していただき、なぜうまく行かないのかヒントをいただきました。
 その違いは「モノ・コト」にフォーカスするか、「人の思いや価値観」にフォーカスするかの違いだと思いました。「モノ・コト」にフォーカスするのであれば、知らないものや元々興味のない話題がでてしまったらそこで終わってしまいます。例えば、演劇に興味のない人が「演劇好きなんです」という人と会話する時には「ああ、そうなんですか・・・」と会話が終わってしまうこともあります。元々興味がなかったため、興味を持てと言われても何をどうすればいいのか分からないというのもあります。
 一方で「人の思いや価値観」にフォーカスするならば、モノ・コトにあまり興味がなかったとしても、先の例だと「なぜ好きになったんですか?昔舞台に出ていたんですか?」と聞けたり、「どういうところが好きなんですか?」→「人が表現の限界に挑戦しているところが好き」→「〇〇さんは表現への挑戦に興味があるんですね。じゃあ、アートとかも見るんですか?」と次から次へと展開することができます。

 私の場合は「モノ・コト」のみにフォーカスしていたため、興味のない分野であればすぐに会話が終わっていました。そうではなくて「人の思いや価値観」などにフォーカスすることが大切なのだと学びました。それならば、どんな話題がきたとしても聞くことができるし、関係性の構築として相互理解にもつながれると思いました。

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