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日本人の宗教は何かと聞かれたらなんと答えるか

日本には宗教はないと思われがちだが、神道・仏教・儒教がベースにありつつ、明治維新くらいから西洋・戦後にアメリカの要素を色々ミックスしちゃった感じ。でも大体の人はそれ自体をあまり認識してない。ってのが実態なのではないのかなぁと思ってる。

今日は孔子の思想を読んだ。孔子は儒教の祖。儒教は日本でも馴染みが深く、江戸時代に、その前の戦国時代のカオスを整理するために取り入れられた物だ。その後も渋沢栄一も儒教思想で、その名残が今もなお日本に残ってる。

儒教は最強の自分を目指す、ストイックな意識高い系という感じの教えで、今の日本だと年上の強者に浸透している教え。

「君子重からざれば威あらず」
君子は、重々しくないと、人に心服されないし、学んだことも身につかない。誠実を重年自分より劣る物を友とするな。過ちに気づいたら、躊躇うことなく改めよ。

学んで成長することファースト。ストイック。

「人の己を知らざるを患えず。人を知らざるを患う」
人が自分を認めないからといって、思い悩んではいけない。自分こそ人の長所を認めたがらない。それを思い悩むべき。

自分を律している。ストイック。

「先ずその言を行いて、而る後にこれに従う」
君子は発言する前に先ず実行し、実行してから初めて発言する

やってから話せと。ストイック。

「位なきを患えずして、立つ背負いを患えよ。己の知らるるなきを患えずして、知らる可きをなさんことを求めよ」
地位のないことを嘆くな。自分の実力不足を嘆け。認められないのを嘆くな。自分にそれだけの価値がないことを嘆け。

全て自分のせいだと。ストイック。

「居処な恭、事を執りて敬、人と交わりて忠なれ」
日常生活では控えめにする事。仕事は大切にする事。対人関係は誠実である事。

このように、全体的にストイックな教えなのだ。儒学は徳川家康が、国を統治するために使った教えだが、武士とかの価値観ってこれに合致しないだろうか。そして、今の日本でも受け入れられてる考えではないだろうか。

日本人って宗教なんなの?と聞かれたときのエピソードに話せたらいいですよね。


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