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本業を続けた起業家の方が科学的に失敗しない

ORIGINALSを読んだ。TEDのOriginal thinkerでアダムグランドを見てから、いつか読もうと思っていた本。ここの本は自分の会社はやるけど会社員も辞めたくないという自分の考えを正当化される。

それは、リスクを嫌い、アイディアの実現可能性に疑問を持っている人が起こした会社の方が存続する可能性が高いということ。

1994~2008年のあいだ、起業をした20~50代の5000人以上のアメリカ人を追跡調査した。
- 家庭の収入や給与の高い人が本業をやめて企業に徹する可能性は高くも低くもなかった
- 企業に専念することを選んだ人は、自信に満ちたリスクテイカーだ。
- 本業を続けたまま起業した人は、リスクをなんとか避けたがっており、地震の程度も低かった
- 本業を続けた起業家は、やめた起業家よりも失敗の確率が33%低かったのだ。

なるほど、確かに有名な起業家はいきなり振り切れてない人は多い。ナイキのフィルナイトは会計士と兼業だったし、Googleのラリーペイジ・セルゲイも院進学と並行したし、Apple創業者のスティーブ・ウォズニアックだってHPに勤めてたし、ビルゲイツだって学業と並行していた。

ある分野で危険な行動をとろうとするなら、別の分野では慎重に行動することによって全体的なリスクのレベルを弱めようとする

ある分野において安心感があると、別の分野でオリジナリティを発揮する自由が生まれるというメリットがある。エンデバー社のCEOであるリンダ・ロッテンバークは何十年も全世界で起業家を育成しているが

「もっとも優れた起業家は、あらゆるリスクを冒そうという人ではありません。リスクテイキングからリスクを取り除こうとする人です」

何が最善というものはないとは思うけど、起業一本にすればいいと思うという人の意見は今まで通り鵜呑みにしないようにしようと思った。

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