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七星静香

無職転生の世界の中にひっそりと、しかし力強く響くアンダーグラフのツバサ。演出として最高に大好きで、まさに、ここにアニメの良さが出てると思う。小説でも漫画でも出来ない、アニメだからこその音楽を使った演出が良かった。主人公が自分の過去と重ねて、塞ぎ込んでた七星を救った最高の回だった。

魔法陣からペットボトルが出てきたときは、これだよ!これが転生モノの良さだよ!と思った。

七星の研究室に初めて行く回も印象的だ。
突然異世界の言葉に日本語の字幕が出るような演出になり、盛り上がる音楽と共に、紙に書かれた日本語と、七星の話す日本語が出てくる。
私には故郷があり、その故郷が好きだから、帰りたいという、真に純粋な気持ち。いやたしかにそうだよな。急に異世界転生させられて、セオリーでは大抵なにかしらの強い能力が与えられるのに七星は魔力回路を持たないまま転移させられて、こんな意味わからない異世界じゃなく、日本に帰りたいって思う方が自然なんだ。そこで日本の歌をうたうっていう演出良すぎ…………。
七星にはよくある異世界冒険譚ではなく、日本に帰るために魔法の研究をするという物語がある。あ〜〜〜〜推せます!推させてください!

若山詩音さんの名演技なところもある。声優ってガチでヤバいな。

「ツバサ」を聴きながら、どこかで七星静香もこの曲を口遊んでいるのかなと思うと、妙に感慨深い。

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