220510 マルセイユにて。Ⅳ ~韓国人が好きな感性のカフェで、至福のコーヒータイムアゲイン~
“Ⅲ” はこちらから↓
あれから1週間ほどが経ち、記憶が段々と薄れていくのを感じる。
マルセイユ大聖堂から “寄りたい場所” までは、徒歩で5分ほど。危ないからと避けていた路地裏も、「そのくらいの距離なら大丈夫だろう」と通ってみる。
これには、私も思わず「可愛い...」と声を漏らした。
路地裏を抜けると、あっという間に寄りたかった場所に到着。
そう、私が寄りたかった場所とは、このカフェのこと。NAVERで “마르세유 카페 추천 (マルセイユ カフェ オススメ)” と検索して上位に出てきたのだが、着いてみて納得。これは間違いなく、韓国人が好きな感性だ...
ショーケースとレジの前に数席だけの、こじんまりとしたカフェ。と思いきや、奥に進んだところにも席が。
先ほどのカフェもそうだが、世界中から観光客が訪れる地域に店を構えるだけあって、店員さんも英語を流暢に話す方が多く、フランス語ができない私にとっては非常に有難かった。
英語が通じることに安堵を覚え、満を持してオーダー。フレンドリーな店員さんの接客に、自ずと笑みが溢れる。
エスプレッソと、ブルーベリーとブラックベリーのクランブル... だろうか?価格は5.3€くらいだった記憶。
電球色の照明も相まり、店内、特に奥の方の席では、静かで落ち着いた空気が流れる。他のお客さんたちがMacBookを開いて仕事をしたり新聞や小説を読んだり各々するなか、黙々とフォトライブラリーの整理をする私。自分でも「マルセイユまで来て何をしているんだ」とは思いつつ、ここ数ヶ月というものスマホの容量が非常に際どいことになっていたため、悪しからず。
結局1時間ほど滞在しただろうか。途中で照明が落ちるというプチハプニングもありつつ、旧港周辺の喧騒から離れた穏やかな時間であった。
とても素敵なカフェだったので、いつかマルセイユを訪れる際には、こちらも是非。
お腹も心も満たされた。
さぁ、そろそろ帰途に就こう。
続く。
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