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15.Tableau ServerとTableau Online

Tableau Online は Tableau Cloud に変わりました。

Tableau Cloud のリリース ノート - Tableau

今までずっと説明してきたのが、Tableau Desktop(分析ツール)
これを使って、視覚化や分析用ダッシュボードを作成してきた
※インストール型のソフトウェア
※PCでデータの可視化、分析ができる

次の段階として、Tableau Desktopで作ったVizを共有したい
が、これをそのままtwbxでレポート共有などしてしまうと、
・毎回ダッシュボードを共有する必要がある
 ⇒最新がどのダッシュボードかわからなくなる
 ⇒共有後は管理管轄外となりセキュリティー対応ができない
・データの自動更新ができない
・ダッシュボードの利用状況など統計が取れない

ここで、組織全体にダッシュボードを共有できるようなツール、
Tableau ServerTableau Onlineの違いを確認する


Tableau Server

・自社管理下のサーバー
・オンプレミス版
・パブリックなインターネット回線の影響を受けない。
 ※インストール先がオンプレの場合

★セキュリティ面

・データのやり取りは自社ネットワーク内で完結
 ⇒「セキュリティ面」を最重要視
・セキュリティやガバナンス、メンテナンスにおいて独自の設定が可能
 ⇒

★手軽さ・コスト

・環境構築の手間がかかる
 ⇒セキュリティやガバナンス、メンテナンスなど独自でやる必要あり
・比較的ライセンス料が安い
・動作用のサーバーの用意が必要
・サーバー追加の場合は追加費用が高額
・セットアップとハードウェア両方のコストがかかる

★認証・ライセンス

・Creatorライセンスがあれば使用可能
・TableauのID・PWを用いた認証/Active Directory認証/自社が信頼する認証

★容量

・サーバーの規模に依存

Tableau Cloud(旧Tableau Online)

・Tableau社が管理するサーバー
・Tableau ServerのSaaS
・インターネット回線を利用しているので、回線ひっ迫状況の影響を受ける
 ⇒回線が混んでいるとアクセスしづらくなる

★セキュリティ面

・データのやり取りは全てインターネット経由
・クラウド上のデータソースと直接接続

★手軽さ・コスト

・導入後すぐ使えて手軽・管理が楽
・製品インストール先サーバーの用意が不要
・運用にかかる各種メンテナンス不要
・サーバーメンテナンスの必要がないので楽
・ライセンス料が比較的高い
・データを社外インフラに載せることになるので安全面に不安が残る
・運用体制(セキュリティーやガバナンスなど)をカスタマイズできない

★認証・ライセンス

・TableauのID・PWを用いた認証のみ
・データソースにもよるがTableau Cloudでは「ライブ」ができない
・Creatorライセンスがあれば使える

★容量

・最大100GB

見直したい動画
DATA Saber Boot Camp Week1 "Platform 101: Data Platform〜すべての人が安心してデータを使える土台を作る" (youtube.com)


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