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にわか落語ファンの知ったかぶりnote

台風襲来の先週末、周囲の止める声を聞かずに、馳せ参じました横浜野毛の「にぎわい座」。柳家小せん師匠の自主公演(っていうのかな。主催が師匠自身だから間違いじゃないはず)の「横浜小せん会」。

小せん師匠の噺が聴きたかったのはもちろんなのだが、客演の柳家わさびさん、米粒写経のお二人も楽しみにしていた。

わさびさんの「純情日記 横浜編」、にわかファンの悲しさで、これが喬太郎師匠の作品とは知らなかったが、「えっ、まさかの『黄金餅』?えっ、なになに、この展開!えっ、ここで道中付け、いやー、まいった、まいった」とひとり興奮、大喝采。

米粒写経の毒っ気も大好き。「ハングル精神」には大笑い。テレビでは絶対味わえないネタを楽しめるのがライブの醍醐味です。

そして、小せん師匠は「御落胤」(写真の演題は誤字だと思う)、「青菜」の二席。やっぱり夏は「青菜」を聴かないと、落ち着かないというか、物足りない。

ネタだしされていたとは言え、マクラで蜀山人の『庭に水、新し畳、伊予すだれ・・・』がふられると、「待ってました!」と言いたくなる。

落語によくあるオウムネタというものだけど、マイベスト落語のひとつ。大家の旦那と植木屋のやりとり、家に戻った植木屋がカミさんとこのやりとりを真似するところは何度聴いても、腹から笑ってしまう。

横浜小せん会、11月にまたやるそうだから、次回がいまから楽しみ。

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