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不妊治療10と11の間

自宅安静中、まさかの出来事が重なったのでそのお話を。

妻が自宅安静の診断書をもらった日、帰宅した夫から『職場でコロナ陽性が2人出て、もう1人発熱している』と言われました。以前も職場で陽性が出た話は聞いていたものの、夫はかからなかったので今回も大丈夫かなと思ったら。

夫、翌日帰宅して第一声。
『調子が悪い。熱があるかも』
これは流石に、と翌日検査したところ、やっぱり陽性でした。

さて、家には安静の妊婦とコロナ陽性の2人だけ。しかもこの時、妻はつわり&お腹を下していて水分摂取もままならず、点滴に通っていました。こんなに重ならなくても!とひとしきり笑った後、どうしようとなりました。

妻も夫も実家は遠方で頼れる人はいない、夫のお世話は妻しかできない。とりあえず妻も検査を申し込み、当面の食糧を確保。妻は検査結果が陰性なら迎えに来てもらって実家に一時避難となりました。点滴は陰性か確認できないと病院に入れないし、実家に帰ればもちろんできないけどそれは仕方なし。1週間程度なんとかなるかと踏み切りました。

夫の陽性判明から妻の陰性判明まで数日、この間はとにかく接触しないようにしていました。元々寝室は別で妻は自室で仕事、ご飯が食べられない期間だったので食卓を囲むことも少なく、少し前からほぼ一緒にいなかったのもよかったのかもしれません。そして晴れて陰性となったので買い物に出かけ、夫に大量のハヤシライスを作ってから実家に帰りました。ちなみにハヤシライスにしたのは、一皿で完結することと煮込み料理なので具材が柔らかいこと、カレーより刺激が少ないことが理由。この時点で夫の隔離期間はあと数日でしたが、感染の可能性がある期間はもう少し続くとのことだったので、実家に帰ってよかったなと思います。そして上げ膳据え膳の生活は安静の身としては大変ありがたかったです…。

そうして1週間くらい実家で過ごし、また送ってもらって帰宅しました。

一緒に住み始めてからこんな怒涛の半月を過ごしたのは初めてで、ある意味良い経験だったなと思います。幸い夫は少し咳と痰が続いたくらいで後遺症はほぼなし。私も母子共に健康でいられたのはもしかすると奇跡に近いことなのかもしれません…。改めてコロナが身近なものであること、周りに支えられてなんとか生きているなということを実感しました。特に、こちらからお願いする前に『迎えに行くから帰っておいで』と言ってくれた両親には感謝しかありません。

そんなわけで、なんとか乗り越えて今に至ります。妻は今回コロナにかからなかったけれど、これからずっとかからない保証はないのでより一層気をつけたいと思います!


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