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疲れた時こそ台所に立つ

昨日から大したこともしていないのに体は重く、気分は暗い。食べたいものもないがお腹は空いてきたので帰りの電車で夕飯を考える。冷蔵庫に何かあったかな…作るとなると溜まった食器洗いからだ…気力もないしコンビニで買って帰ろう。

コンビニで食べたいものも決められず何周もしているとどんどん憂鬱になってくる。もう今日は食べなくてもいいかと思ったけれど、炊飯器に冷凍しそこなったご飯があったのを思い出す。気力と体力と相談してチャーハンを作ることに決めた。

お気に入りの音楽を流して、包丁、まな板、フライパンだけさっと洗って夕食を作る。そのままの勢いで溜まった洗い物を片付ける。大量の洗い物と一緒に暗い気分も少し片付いたような気がした。

心が疲れた時に体を休めようとすると、ネガティブな考えが鬱々とした気持ちを連れてくる時がある。そんな時こそ、台所に立とう。無心で作業できて、お腹も満たせる(空腹だとロクでもないことばかり考えてしまう)。お湯を沸かすだけ、レトルトを温めるだけでもいい。もちろんゆっくり休むのも大切だけれど、たまには動いて自分の気持ちをリセットするのもいいな、と思った。

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