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去年の夏から今年の夏まで

私はtimelesz佐藤勝利くんのオタクである。

timeleszの佐藤勝利くんは、今年の3月末までは、SexyZoneの佐藤勝利くんだった。

忘れもしない、今年の1月8日、SexyZoneはグループにとって大きな決断をした。
そしてその後、4月1日にも、世間から注目される、改名と新プロジェクトについての発表をした。

この大きな2つの転換期によって、心を痛めた方も、オタクを辞めてしまった方も、離れ離れになったメンバーのうち、どちらか一方のことが応援できなくなった方もたくさんいると思う。

私も、2024年1月8日の発表の時、本当にこのまま心がすり減って、精神を病んでしまうのではないか、もう、このまま、私もSexyZoneを応援し続けていく自信がないかもしれない、と考える直前まで落ち込んでいたのだけど、今ではすっかり前向きに、メンバー達(SexyZone5人全員)それぞれの人生を応援できるようになった。

世界のどこにそんな需要があるのかわからないけど、私自身がこの気持ちを忘れないためにも、あれから今までの気持ちの変遷について書いてみます。


2024年1月8日以降とは言ったけれど、話は2023年の夏に遡る。
2023年の夏、これも忘れはしない。私の大好きなSexyZoneが所属する、大好きな事務所が世間からの批判の的になった。
このことについては散々メディアでもSNSでも言われてきたから、改めてここで書く必要は全くないと思うし、私はこの件については、当初から『本当のことは当事者にしかわからないから』という考えでいる。
ただ、この時、毎日テレビを付けると、私の大好きだった事務所のことが悪く言われ、大好きなアーティスト達が悪く言われ、それに加えてファンまでも悪く言われるようになった。

アーティスト達のCMはどんどん契約打ち切りや見合わせになり、テレビ出演は減った。この時私は(本当に、このままこの先、私の大好きな人たちが、このままファンの前に現れてくれなくなるかもしれない。コンサート会場が貸してくれなくなって、コンサートもできなくなるかもしれない)と思い、本当に辛かった。



そして、最終的に、大好きだった事務所がなくなることになった。



事務所がなくなることが決まってからも、相変わらず悪とされ続けるアーティスト達。
年末の歌番組への参加は許されず、私たちの大好きなカウントダウンコンサートも開催されなかった。

私はこの一連の騒動を通して、一時期テレビも見られなくなったし、メディアを信じられなくなった。

毎日鬱々と過ごしていた私だったけど、最終的に、この経験を通じて、自分の信念のようなもの、自分が大切にすべき気持ちを見つけた。

この時の騒動で、心を痛めていたのは私たちオタクだけではなくて、私たちの大好きなアーティスト達も一緒だったはず。

それでも、私たちのことを不安にさせないように、笑顔を見せてくれて、メッセージを送ってくれた。私たちと同じように大好きだったはずの、事務所の名前を口に出すことさえ許されなくなったのに。


『推しが笑顔で、幸せでいてくれたらそれでいい』


大好きだった事務所の名前も文化も失われて、好きなものがどんどん壊され、傷つけられて行ったけど、そんな中でも、私の大好きな推し達は、変わらず可愛くて、かっこよくて、輝いていて、私たちを笑顔にするために存在してくれていた。

だから私は、『これから先、どんなことがあったとしても、私はSexyZoneのことが、佐藤勝利くんのことが大好きだし、万が一この先、佐藤勝利くんがアイドルとして活動するのが厳しい状況が来てしまったとしても、どこかで元気で生きてくれていればそれでいい』と思うようになった。

(つづく)

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