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吉祥陀羅尼山薬樹王院瀧山寺(愛知県岡崎市)

・吉祥陀羅尼山薬樹王院瀧山寺
・住所:愛知県岡崎市滝町山籠
・宗派:天台宗
・御本尊:薬師如来

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1.御本尊の薬師如来

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 『滝山寺縁起』によれば、瀧山寺は「天武天皇の御世の朱雀元年6月8日、役行者(役小角)が修行のために青木川に入ったところ、瀧があり、その滝壷に大きな龍が金色の仏像を守護していた。役行者がその仏像を袈裟に包んで引き上げたところ、金の薬師如来であった。役行者が朝廷に報告したところ、天武天皇から「鎮護国家の霊場を建てよ」と勅命が下り、自ら薬師如来を刻み、その胎内に金色の薬師如来を納め、御本尊として吉祥山に祀った「吉祥寺」が創始」とされる。

 役行者が建てた「鬼まつり」で有名なこの瀧山寺と、役行者の弟・利修仙人が建てた鳳来寺との共通点は、
①御本尊が薬師如来であること
②東照宮があること
で、「日本三東照宮」と言った場合、久能山東照宮と日光東照宮は確定ですが、3つめは瀧山東照宮だったり、鳳来寺山東照宮だったりします。

2.水体薬師

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 水体薬師(鳳来寺山の「隠し水」に相当)は、真福寺の水体薬師のように本堂の下にはなく、裏山にあります。
 ちなみに、鳳来寺の本堂の下には鬼塚があります。(瀧山寺の鬼塚は本堂の西にあります。)

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■吉祥陀羅尼山薬樹王院瀧山寺公式サイト
http://takisanji.net/

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