見出し画像

蛇行剣の作り方(刀鍛冶・淺野太郎さん)



 刀鍛冶・淺野太郎さんが『鬼滅の刃』に登場する蛇行剣「伊黒刀」を制作したのは2年前。

 そして1年前、長さ2.37mの「蛇行剣」が「富雄丸山古墳」(円墳なら日本最大。帆立貝型古墳なら日本最大級)から見つかった。

 外国人の日本の評価は「アニメの国」であり、このニュースは海外では、
「『鬼滅の刃』に登場する蛇行剣は実在したんだ!」
「大きさと形のユニークさは『BLEACH』だな」
と受け入れられたという。

 私が不思議に思うのは、
──蛇行剣も銅鐸も、一時期盛んに作られ、突然、消えた。
ということである。多分、銅鐸は祭具、蛇行剣は呪具であり、「突然消えた」ということは、
①政権の祭祀担当者(物部氏、忌部氏、中臣氏など)の宗教闘争を伴う交替
②政権交替に伴う国王のお抱え祭祀担当者の交替(「王朝交替説」)
のどちらかが起きたのかなと思う。

 「富雄丸山古墳」の時代が4世紀後半だとすると、多分、応神天皇の御世である。「剣」と聞くと、物部氏や出雲族が思い浮かぶが、応神天皇は北九州生まれであるので、応神天皇の大和入りの際に南九州の風俗が入ってきたのかなとも思う。















記事は日本史関連記事や闘病日記。掲示板は写真中心のメンバーシップを設置しています。家族になって支えて欲しいな。