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【資料】『本朝通鑑』(巻第22)「淳和天皇」御世の「浦嶋子、還自蓬莱」と私説「浦島太郎は2人実在した!!」


■異名同神と同名異神


 異名同神で有名なのが「大国主命」です。8つの名があると書かれていますが、それ以上あるでしょう。
 多くの名がある理由には、
①戦国武将、出世魚のように、出世の度に名を変えたから
②複数の特徴(神格)を持ち、1つの特徴を取り上げて名にしたから特徴の数だけ名があるから
の2説あります。
 また、異説として「大国主は複数の国を支配していた。それぞれの国の国王の名が大国主の別名として伝わってぃる」があります。

 同名異神と思われるのが月読命と月夜見命です。

 神名について、『日本書紀』五段本書には「月神」とあり、注に「一書に云く、月弓尊、月夜見尊、月読尊といふ」とある。「月夜見」と「月読」はどちらもツクヨミと読まれるが、上代特殊仮名遣いでは「読」のヨは乙類の仮名、「夜」のヨは甲類の仮名であり、異なる発音であったと考えられる。これらの別名は、同段の「一書」の各伝に見られ、それぞれの伝の元になった原資料ごとの神名の違いを反映していると考えられている。また、元来は神名ごとに別の神であったのが、編纂の際に同一の神として統合されたとする見解もある。

月読命 – 國學院大學 古典文化学事業 (kokugakuin.ac.jp)

・月読命(男神)=須佐之男命(卑弥呼の弟)
・月夜見命(女神)=豊受大神

ではないだろうか?

浦島太郎は、
雄略天皇22年(478年)7月 
に離郷し、
淳和天皇天長2年(825年)7月
に帰郷したとされるが、ありえない。

───2人の人間であろう。

正しい名前は「日下部浦島太郎〇〇」であり、〇〇の部分が異なる別人だと思われる。

───なぜ史実をお伽噺に変えたのか?

考えてみた。

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