王滝渓谷と妙昌寺
「東海の昇仙峡」と称される「王滝渓谷」とは、「仁王川の渓谷部(王滝岩陰遺跡付近の古美山駐車場~妙昌寺付近の龍門駐車場)のこと」である。
「古美山駐車場」は、「古美山(古美山園地、大石、ササユリ自生地、古六所神社)へ行く人のための駐車場」と考えがちであるが、実は「天下峯の登山口」でもあり、登山客が駐車している。また、王滝渓谷の「大石トンネル」へも近い。
「王滝岩陰遺跡」について、地図には「料理 旅館」とある。フリークライミングのシーズンに、フリークライマーが泊まるようだ。
「岩穴座敷」での食事は、「縄文人の住居で焼き肉」という謳い文句よりも、「古墳の広い石室でバーベキュー」というイメージに近い。オープン当初は予約待ち状態が続いたが、「湿度が高すぎる」として現在は閉鎖されている。
仁王川沿いの遊歩道を行く。
途中、多くの橋があり、
「松平親氏もいくつか橋を架けたんだろうな」
と妄想させられる。
仁王川にちょっと入ってみる。
安全確認が出来たので、水着撮影に移る。
龍門橋と龍門橋から見た仁王川。
「松平・鈴木ゆかりの地 妙昌寺」の標石がある。標石には妙昌寺の由緒が彫られている。
「妙昌寺は、『松平・鈴木ゆかりの地』じゃなくて、ゆかりの寺だろ」
と一応、突っ込んでおく。
王滝渓谷最大のパワースポットは、標石脇の「岩山のケヤキ」である。
科学的に考えれば、「岩の割れ目にケヤキが入り、長い年月をかけて生長した」であるが、寺伝では、「岩の割れ目に大蛇が入り、白龍となって昇天した瞬間、一瞬にして大木に生長した」とする。
その龍は、龍門橋から少し上流の淵の底にある「八大龍王善女神宮」に棲んでいるそうで、その淵の岩に「八大龍王宮」と彫られている。
★参考記事:新三河タイムス社「仁王川に封印 「白龍」の伝説」
http://shinmikawa.blog.fc2.com/blog-entry-163.html?sp
妙昌寺の「三河鈴木宗家御廟所」。
松平氏と鈴木氏の関係は、想像以上に深いのかもしれない。
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