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Reco旅 -新居⑥ソウルフード-

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(1)浜名湖うなぎ(大黒屋)
(2)プリ丸(牡蠣小屋)
(3)すわま(まんじゅや)
(4)あと引せんべい(あと引製菓)
(5)うず巻(卯月園)
(6)ロゴどら(いさごや)
(7)たい焼き(平太郎)

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(1)浜名湖うなぎ(大黒屋)

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十返舎一九『東海道中膝栗毛』を引用するまでもなく、新居宿の名物は「浜名湖うなぎ」である。駅前の大黒屋さんで食べられる。

■十返舎一九『東海道中膝栗毛』「荒井」
由縁斎貞柳(ゆえんさいていりう)の狂歌(けうか)に、
  螺貝(ほらがい)の出(いで)しむかしはしらねども
          今吹(ふ)くは追風(おひて)なりけり
と詠(よみ)しは、東海道に名だたる今切の渉(わたし)になん。そのかみ明応の比、山の奥より、螺貝あまたぬけ出、それより海上あしくなりたりしを、元禄年中、公(おほやけ)の命(めい)によりて、海上に数万(すまん)の杭をうち、蛇籠(じやかご)をふせ、往来渡船(おうらいとせん)の難渋(なんじう)をすくひ給はりし。
 御恵(おんめぐみ)の有りがたさに、風和(やは)らぎ、浪低なりてわたるに難なく、かの弥次郎兵衛きた八、爰を打わたりて、あら井の駅に支度ととのへ、名物のかばやきに腹をふくらし休みゐたる

(由縁斎貞柳の狂歌に
 法螺貝(ほらがい)の出でしむかしはしらねども
    今吹(ふ)くはよき追風(おひて)なりけり
と詠まれたのは、東海道で名だたる「今切の渡し」(東海道五十三次・舞阪宿と新居宿を結ぶ海路。「今切」は、浜名湖の湖水が太平洋(遠州灘)に注ぎ込む水道)の事である。今は昔、明応年間に山崩れがあり、その山の奥から(大地震が起こる前に飛び出すという)法螺貝が大量に飛び出し、それ以来、(波が高く、風が強くなって)「今切の渡し」が危険になったので、元禄年間に公儀の命によって海中に数万本の杭(新居では「綱杭(つなぐい)」という)が打ち込まれ、蛇駕(大蛇のように長い竹籠に砕石を詰め込んだ物。今なら土嚢)を伏せ置かれたので、安全航行が出来るようになった。
 この杭と蛇駕の恩恵は有難く、風は和らぎ、波は低くなって、苦労なく渡ったかの弥次郎と北八は、新居宿で旅支度を整え、新居名物の蒲焼を食べて満腹になって休んでいた。)

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 打ち込まれた数多くの杭。

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 今年(2022年)は湖西市市制50周年であり、キャラクターを応募した結果、漫画家・稲空穂さん(浜松市出身、湖西市在住)の「パンダウナギ(名前は募集中。今月末に決定)」に決まった。

「突然変異で白黒になる「パンダウナギ」や縁起のいい「黄金ウナギ」から連想しました。」(稲空穂)

※パンダウナギ:新居弁天の「海湖館」で見られるそうです。
※黄金ウナギ:鮎にしろ、鰻にしろ川苔を食べた天然物は黄色い(養殖物は餌のせいで黒い)。そもそも「ウナギ」の語源は「胸黄」である。

https://www.city.kosai.shizuoka.jp/soshikiichiran/hisho/gyomuannai/5_1/1/11706.html

(2)プリ丸(牡蠣小屋)


「プリ丸」は湖西市産の牡蠣のブランド名。
 地元の人は生を船着場の「牡蠣小屋」で買うが、観光客は海湖館の「かき小屋」で食べる。(イベント時は関所の駐車場でも売られる。)
 ちなみに、「かきこや」は新居のスーパーマーケットの屋号である。

(3)すわま(まんじゅや)


 新居ではピンクの蒲鉾型「すあま」ではなく、茶色の小判型の外郎「すわま」である。風紋のような紋があるので、語源は「洲浜」か?
 吉田(現・豊橋市)でも売られているので、製法は手筒花火同様、吉田から伝わったか?
 本来は節分に各家庭で作る菓子である。家庭によってレシピが異なり、味が異なるので、節分に、子供たちは(ハロウィンのTrick or Treat!ならぬTrick or Suama!と)各家を回ってすわまをもらい、味の違いを楽しんだ。

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https://manjuya-arai.com/kyoudo/

(4)阿登引せんべ以(あと引製菓)

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http://akw48.com/Shops/file/atohikisenbe

(5)うず巻(卯月園)

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https://ugetsuen.com/

(6)ロゴどら(いさごや)


どら焼きにロゴを焼印する「ロゴどら」というノベルティ商品を扱っています。

(7)たい焼き(平太郎)

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 平太郎の場所に「棒鼻」があった。
 つまり、ここまでが新居宿である。
 この先は・・・

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 橋本である。


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