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千年の 井戸のしるしや 影写し

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戦国時代から500年、そして平安時代からは1000年──

 上の写真は、安倍晴明が来てから1000年後に、「清明井」に建てられた句碑です。

★安倍晴明の関連地
①清明遺跡:安倍晴明の訪問地の「清明屋敷」「清明井」「清明石」など
②関連施設:後世に建てられた安倍晴明を祀る神社や寺院など


■尾張国

★尾張国(愛知県西部地方)には「清明遺跡」がたくさんありそうで少ないです。豊臣秀吉は、陰陽師が大嫌いで、大阪から追い出したそうです。追い出された陰陽師たちは、あてつけに豊臣秀吉の出身地である尾張国の清明山付近に移住し、安倍晴明を祀ったりしました。甚目寺の除草もこうした陰陽師によるとも。尾張国の「清明遺跡」だと思われるものは、実は桃山時代の陰陽師の関連地であり、平安時代からの「清明遺跡」ではないそうです。
 ただ、政争に敗れた安倍晴明は、名古屋市に落ちた(「清明流謫(るたく)伝承」)ので、落ちた先に建てられた晴明神社(名古屋市千草区清明山)の近く(名古屋市千草区赤坂)には、上野天満宮(安倍晴明が避難先に左遷された菅原道真を自分になぞらえて祀った神社。名古屋市千草区赤坂)があります。
・晴明神社(名古屋市千草区清明山):清明屋敷、清明塚
・上野天満宮(名古屋市千草区赤坂):安倍晴明が菅原道真を祀った神社。
・清明屋敷(犬山市羽黒):虫封じ
・清明井(名古屋市西区城町の平田城跡):区画整理で移転

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