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宝珠

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 中国では、狐が持つ珠を「媚珠」という。ムスク同様、一種の惚れ薬だという。その正体は、「天狐」を目指す陰獣・狐が人間から吸い取った精気で作られた「丹」であるという。実際には、狐の唾液から作るらしい。

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 日本の稲荷神社の狐の付随物は、以下の通り。

玉(宝珠):稲荷神の霊のレプリカ
鍵:稲荷神の宝蔵、あるいは、米蔵の鍵
巻物:『法華経』(一説に「天狐の術」(どんな願いも叶える秘法)の書)
稲:稲荷神の眷属ですからね。
子狐(上の写真)

 宝珠を見るたびに思い出すのが、キリストの燃える「聖心」(The Sacred Heart of Jesus)です。関係ないだろうけどね。

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