見出し画像

熱田神宮の御祭神はどなた?

熱田神宮の御祭神に関する説は、「「尾張氏」小考」で少し触れたが、
①草薙剣神霊         【熱田社時代の御神体】
②草薙剣を依り代とする天照大神【現在(熱田神宮時代)の御祭神】
③草薙剣を依り代とする天火明命【尾張氏の祖神】
④草薙剣を依り代とする素盞嗚尊【八岐大蛇から草薙剣を取り出した神】
⑤草薙剣を依り代とする日本武尊【熱田神宮に草薙剣をもたらした神】
の5説あり、奈良時代は日本武尊と考えられており、現在も日本武尊だと思っている方が多い。

※参考記事:「「尾張氏」小考」
https://note.com/sz2020/n/n9077795a4810

1.熱田神宮

画像1

 現在の熱田神宮の御祭神は、
主祭神:熱田大神(あつたのおおかみ。草薙神剣を神体とする天照大神)
相殿神(通称「五座(ござ)の大神」「五神(ごしん)さま」)
 ・天照大神(あまてらすおおかみ)
 ・素盞嗚尊(すさのおのみこと)
 ・日本武尊(やまとたけるのみこと)
 ・宮簀媛命(みやすひめのみこと)
 ・建稲種命(たけいなだねのみこと)
であり、熱田大神の正体が天照大神にしろ、素盞嗚尊にしろ、日本武尊にしろ、相殿に祀られているので、だぶってしまう。

ここから先は

4,315字 / 1画像

¥ 100

記事は日本史関連記事や闘病日記。掲示板は写真中心のメンバーシップを設置しています。家族になって支えて欲しいな。