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古代天皇(初代~10代)の系譜

  首都    統治王    祭祀王
【日向→大和】①神武天皇  皇后・媛蹈鞴五十鈴媛命(大物主命の娘)
【大和王朝】 ②綏靖天皇  綏靖天皇の兄・神八井耳命
【大和王朝】 ③安寧天皇  男
【大和王朝】 ④懿徳天皇  男
【大和→九州】⑤孝昭天皇  男 ※「倭国大乱」により九州へ遷都
【九州王朝】 ⑥孝安天皇  孝安天皇の兄・天足彦国押人命
【九州王朝】 ⑦孝霊天皇  孝霊天皇の兄・大吉備諸進命
【九州→大和】⑧孝元天皇  孝霊天皇の娘・倭迹迹日百襲姫(卑弥呼)
【大和王朝】 ⑨開化天皇  孝霊天皇の娘・倭迹迹日百襲姫(卑弥呼)
【大和王朝】 ⑩崇神天皇  卑弥呼→崇神天皇の娘・豊鍬入姫(台与)

・57? 神武天皇、即位(建国)。
・147~200? 「倭国大乱」(吉備王国との戦争)により九州へ遷都
・248 卑弥呼死す。男を祭祀王にすると国は乱れ、台与を祭祀王に。


※非時香菓(ときじくのかくのみ)
 常世国の植物で、田道間守が10年かけて探したという。「菓」は「菓子」ではなく、「果実」の意ですが、菓子職人は、田道間守を祀る中島神社へ参拝に行きます。(中島神社へは渡れないので、遥拝所から拝むか、全国各地の分社で拝みます。)堀の中にあるので「中島」ですが、もしかして、鹿児島県の仲島(鹿児島県出水郡長島町)が由来?
 非時香菓が食用の「温州ミカン」なのか、花のにおいをかぐための「橘」なのか分かりませんが、「田道間(たじま)」は「橘(たちばな)」の転訛とされていますので、橘でしょう。
 徐福が求めた「不老不死」の天台烏薬ではなく、「非時」は「長寿」。お正月飾りの橙に限らず、実を収穫しないと、翌年、花が咲いてもまだ生っているから「非時」なのでしょう。ちなみに、「ときしらず(時不知)」は、春に獲れる時鮭のことです。(橘の実は、酸味が抜けてきた翌年の3月くらいに収穫して、マーマレードにして食します。)
 「常世国(ニライカナイ)」は、遥か遠い辰巳(東)の海の彼方、海の底、地の底にあるとされる異界です。「海の彼方」だとすると、東へ行けばアメリカ大陸ですが、新羅から来た天日槍の玄孫・田道間守が頼まれたということは、常世国とは、海の向こうの新羅のことかなとも思いますが、ミカンの宝庫といえば済州島でしょうね。新羅にしても、済州島にしても、往復するのに10年もかかりませんし、東ではないですけどね。補陀落(インドの南端の海岸)渡海なら西ですね。
 ミカンの英訳はsatsuma(「薩摩」の意)ですが、mandarin orangeでもいいようです。ミカン=温州蜜柑の原産地は、温州(蜜柑の産地として有名な中国浙江省温州市)ではなく、薩摩(鹿児島県出水郡長島町)で、「仲島ミカン」と呼ばれていましたが、知名度が低く、売れないとして「温州ミカン」と名付けたそうです。

https://kimini.online/blog/archives/8522


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