見出し画像

浜名湖周辺文学碑巡り(2)「浜名暮雪」「潮見晴嵐」

画像1

画像15

「浜名暮雪」

画像2

 「新居浜をうたう」 清水みのる

画像3

 旅衣あら井の関を越かねて袖によるなみ身をうらみつつ 井上通女

画像4

 ふみわけて今もみてしか遠つあふみ浜名のはしにふれる初ゆき 賀茂真淵

画像5

 水のまんなかの道がまっすぐ 種田山頭火

画像6

 木戸しまる音やあら井の夕千鳥 炭太祇

画像7

 影たえてしたゆく水もかすみけりはまなの橋の春の夕暮 藤原定家

画像8

 かへる波君にとのみぞことづてし濱名の橋に夕ぐれの空 源頼朝

画像11

 風わたる濱名の橋の夕しほにさされてのぼるあまの釣舟 藤原為家
 わがためや浪もたかしの浜ならん袖の湊の浪はやすまで 阿仏尼

画像12

 年歴ぬる花に花咲く法の庭 五味東蛾

画像13

 水の音ただひとつにぞきこえけるそのほかは何も申すことなし 北原白秋

画像14

 花の寺静かな人出中に歩す 星野立子

「潮見晴嵐」

画像10

 吹わたる遠つ入江のあさかぜに浪間行かふ海士小舟かな 鱸有飛

画像14

 うつらうつら身をし思へば桜花咲る皇国に生まれあひにけり 夏目甕麿
 天の下こころのゆかぬ隅もれし月見宵の吾や久延毘古 夏目甕麿
 香をとめて問う人もがなおぼろ夜の月ももれ来る窓の梅か枝 長坂秋名
 治まりし世に引かへてゆるはぬは小田のかかしの弓にこそあれ伊藤須賀留

【文学碑撮影の難しさ②】どこまでが文学碑か?


 あるお寺へ行ったら、立派な歌碑があった。誰の歌碑かと思ったら、「第○世住職○○」とあった。墓地へ行ったら、故人は俳句が趣味だったのか、墓石の横に句碑があった。
 和尚さんには、歌人のような人も、書道家のような人もいる。次の記事には山田和尚の歌碑が載ってるし、吾跡川楊の万葉歌碑の書は金龍寺の和尚さんだ。「俳句が趣味」という人は、ちゃんと先生について、俳号まである。
 どこまでを文学碑と言えばいい?

記事は日本史関連記事や闘病日記。掲示板は写真中心のメンバーシップを設置しています。家族になって支えて欲しいな。