・「影向の松」:能舞台の鏡板に描かれる松のモデル
・「芝居」の語源:「芝居」の初見は鎌倉時代で「芝生に座って観るもの」の意味であったが、室町時代には芝生を柵で囲った見学席が設けられたという。
・「埒が明かない」(物事が進まないこと)の語源:若宮おん祭では、祝詞があげられた後に埒(柵)が取り払われ、中に入れるようになるのであるが、祝詞が長くて、なかなか中に入れなかったことによる。
★「細男」と「翁」
★Reco説
「細男」は安曇磯良だとされ、「翁」も安曇磯良だと考えられているが、そうではあるまい。「細男」は、安曇磯良丸であるが、「翁」は金拆命であろう。
ついでに言えば、大阪から「亀船」(安曇氏の船はこう呼ばれていた)に乗って北九州へ向かった浦島太郎は安曇磯良であり、大阪へ帰ってきた浦島太郎は金拆命であろう。
「細男の舞」が不気味に思えるのは、この舞が顔を隠して深夜に舞われるからではなく、安曇磯良の鎮魂の舞だからである。